こちらの記事ではエレガンスイブ『究極のM』（白井裕子）1話のネタバレを含むあらすじと感想を紹介します。
究極のM【1話あらすじ】
マンションに夫と二人で住んでいる神奈は、隣の部屋に元同僚だった千原極夫婦が引っ越してきた。
そして神奈は偶然聞いてしまった極夫婦の会話に驚きを隠せず、極の奥さんの千代をとても心配してしまいます。
究極のM【1話のネタバレを含む感想】
神奈と極は5年ぶりの再会だったので、昔の話でとても盛り上がっていましたね。
神奈はすぐに転職してしまった様ですが、とても優秀だった事、極は優しくて女子に人気があった事など話していましたが、二人の会話から知性があふれていて、頭がすごく良さそうだし、良い企業に就職したんだなと感じました。
そんな人気者だった極が実際に結婚をしたのが、14歳年下の千代だったのですが、千代も小さくてとても可愛らしい印象です。
そんな極夫婦ですが、神奈の家から帰っていく時の、極の発言に驚きました。
完全にモラハラですね。
そして千代はそんな発言をされても謝っているだけです。
極は頭がよく、反論したところで勝ち目が無い、言った所で倍に返されそうなのは目に見えていますが・・・
それにしても極はプライドがとても高くて、冷たそうで、千代を対等に見ていなく見下している様に思いました。
偶然その会話を聞いてしまった神奈が、心配してしまうのは無理はないと感じました。
その後家の中で話していても、千代に対してトゲがあり、暴言を吐いたり、乱暴に接していて本当に千代が可哀想だと思いました。
そんな事がずっと続いている結婚生活なんて楽しくないですよね。
なぜ言われたままで反論しないのか、そんなに見下された夫婦関係で良いのか、本当はお金目的なのか等、頭の中で沢山の疑問が浮かんできました。
クッキーを焼いたからと、千代の家に神奈が遊びに行きましたが、こちらも会話の中で神奈が千代に対して、マウントをとっているのかなと思わせる事が多々ありました。
千代は何も気にせずに色々と聞かれた事を話していますが、神奈は少し人の家の事について聞きすぎじゃないかなとも感じました。
千代も千代で、聞かれた事は全部話していて、恥じらいはないのかなと思いました。
自分が自由に使えるお金はなく、ジュースしか買えないなんて恥ずかしくて普通は人に言えませんよね。
最後に神奈がサイズ間違えて買ったワンピースを千代にあげていましたが、モラハラの人は露出する服を嫌うイメージがありますが、極はどんな反応をするのかとても気になりました。
登場人物みんなが普通に見えて、本当は変わり者だと思いました。
モラハラ以外の問題もたくさん潜んでそうな物語で、次々と読みたくなります。次もとても楽しみです。
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