こちらの記事では偕成社『ふしぎ駄菓子屋銭天堂』(Jyajya/廣嶋玲子)13巻のネタバレを含むあらすじと感想を紹介します。
『ふしぎ駄菓子屋銭天堂』13巻に収録されている【熱帯焼き】、【スクープクレープ】、【ぴったりピーナッツ】、【ヒップホップコーン】、【先取りメガネ】、【見定メーター】のあらすじや感想を紹介させていただきます。
六条教授の研究所による計画が第二段階に突入!
その内容は?
紅子さんはこの事態に気が付いているのでしょうか?
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ふしぎ駄菓子屋銭天堂【13巻あらすじ】
『ふしぎ駄菓子屋銭天堂』13巻の6つのお話のあらすじをそれぞれ紹介していきます。
熱帯焼き
五歳の香歩の夢は、庭でトロピカルフルーツを育ててお腹いっぱい食べること。
幼稚園の帰り道、噂に聞いていた銭天堂に辿り着いたお母さんと香歩。
興奮する二人だが、幸運のお客様ではないお母さんのおねだりを振り払い香歩は熱帯焼きを勝ち取った。
さっそく香歩は夢を実現することに・・・
スクープクレープ
新聞係の一郎はクラスの学級新聞のネタ探しに必死だ。
銭天堂の紅子に進められたクレープを食べたが、その時の忠告は聞いていなかった。
刺激的な瞬間をスクープした学級新聞はみんなから大注目だった。
スクープにのめり込んでいく一郎は・・・
ぴったりピーナッツ
陽司はあるモニターのバイトを始めることにした。
それは渡された小銭を持って銭天堂を探すという仕事だった。
運良く陽司は幸運のお客様に選ばれ、望みのお菓子を買うことができたが・・・
ヒップホップコーン
環の通っている学校ではダンスの授業がある。
ちょっとぽっちゃりしている環はリズム感が無く、笑われるから嫌だった。
しかしヒップホップコーンを食べた日から、あっという間にダンスはプロ級に!
さらに先生のすすめでダンスコンテストにまで出ることに・・・
先取りメガネ
先取りメガネは連載中の漫画の続きが読むことができる商品で、漫画にハマっている竜介が一番欲しいものだった。
竜介はメガネをかけて次々と漫画を読んでいった。
しかし大事な約束を守らなかった竜介は天罰を受けてしまう。
その約束とは・・・
見定メーター
なつめは銭天堂で見定メーターに目を奪われ、パパから渡されていた小さい袋からお金を払った。
新学期、“友達を見定めてくれるっていうけど本当かな”となつめが思っていると、可愛くて有名な美月に声をかけられた。
見定メーターの判定は・・・?
ふしぎ駄菓子屋銭天堂【13巻のネタバレと感想】
今回何度か出てきた小銭の入った小さい袋が、六条教授の第二段階の作戦なんですね!!
アルバイトを雇い小銭を持ち歩かせ、銭天堂に辿り着いたら商品を買い、その商品の半分を研究所に渡すという約束でした。
そのバイトをしていた陽司は銭天堂でぴったりピーナッツを買い、その足できちんと研究所に向かいます。
しかし約束通り半分は研究所のサンプルとして持っていかれてしまいます。
半分しか食べなかった陽司は効果も半減してしまい、不満な様子です。
研究所で調べたらどんな結果が出るのか興味がありますね。
やはり特殊な成分とかが入っているのでしょうか?
ちなみにこの陽司は銭天堂でお金を払う時に、紅子さんにバイトの事を話しています。
なので何者かが銭天堂のことを調べている、というのは紅子さんもわかっています。
読んでいると、六条教授は銭天堂を良く思っていなくて銭天堂の商品の力を盗もうとしているのかな?と思いました。
でもそもそも六条教授は何で銭天堂を知っているのか、前に買い物をしたことがあるのか?など気になります。
まだまだ作戦は続きそうですね・・・。
スクープクレープは、その場で紅子さんが焼いて作ってくれました。
相変わらず美味しそうな表現です・・。
この時注意点は口頭で言っただけでしたが、自分なら大事なことは紙で残るのがいいなぁと思いました(-_-;)
口頭パターンも度々ありますが、記載パターンとの違いはあるのでしょうか?副作用の重さ?
一郎はスクープを深追いしすぎて、最後には自分自身がスクープになるところだった、というお話でした。
それからは一郎はスクープを見つけた時の音は無視するようになったそうです。
見定メーターのなつめのお父さんは六条教授のいる研究所で働いています。
我が子にも研究のモニターを仕込むんですね。
熱帯焼きの香歩も、親戚のおばさんに小銭の入った袋を渡されていました。
この親戚のおばさんも六条教授の研究所の一員だったのです。
身内にもモニターを仕込んでまでする研究とは大がかりです。
今後の銭天堂と研究所の行く末が気になりますね!
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