こちらの記事ではめちゃコミオリジナル『国民ボタン』(鈴木大四郎・楠風夏)14話のネタバレを含むあらすじと感想を紹介します。
無事に二回目の国民ボタンも終わったと思いきや、悪魔はファイナルラウンドがあるという。
その言葉を残して、3日も悪魔は姿を消してしまった……。
行く場のない怒りを人々は国会にぶつける。
国民ボタン【14話あらすじ】
悪魔ボタンのファイナルラウンドが宣言されたから3日。
悪魔からは何の連絡もありません。
国会前に集まる人々ですが、そこに1台の車が……
国民ボタン【14話のネタバレと感想】
悪魔がまだ国民ボタンには続きがあると言った後、彼は姿を消し3日が経ちました。
どうしようもない感情を持つ国民は国会議事堂前に集まり、デモを起こします。
そこに1台の黒塗りの車が入ってました。
だれか要人が乗っているのでしょうか?
車の中に人々の視線が集まります。
車で来た人物は梅鉢と面会します。
悪魔によるファイナルラウンド宣言から3日……警察や政府も必死に情報収集にあたっていますが、何も手がかりを掴めていないようです。
そこで彼の力を借りたいとのことですが……彼は何も知らない様子な上、それにもう関わりたくないとのこと。
梅鉢は気持ちはわかるけど、実際に悪魔に会った日本人は彼一人、そう、一番初めのゲームで選ばれた佐藤太郎です。
一時期は国民栄誉賞受賞という話もありましたが、それも白紙になり、今では悪魔の手先とまで言われる始末……。
家にも非難の言葉がたくさん書かれていましたね。
今回、梅鉢が佐藤を呼び出したのは、悪魔が現れたときの状況を聞きたいとのこと。
最初の国民ボタンが成功した後、佐藤さんのところに悪魔が再び現れたのは5日後。
その時になにか気がついたことはなかったか、梅鉢は問います。
例えば現れる予兆があったとか……。
その質問に対して、佐藤は黙秘します。
そこで梅鉢は質問を変えることにしました。
これは一般には極秘の情報だそうですが、海外では悪魔を倒そうとしているという情報があるそうです。
実際に悪魔に会った佐藤から見て、悪魔を攻撃することは可能かどうか、問いかけられます。
佐藤は攻撃が通用するかどうかはわからない、でも悪魔とは結局、みんなの心の中にいるもの……強い者の味方につき、自分だけは何とか生き延びようとする心ではないかと思います。
どうじてそんな奴らのために自分がこんな目にあわなくてはいけないのか、その思いが頭をよぎります。
梅鉢の質問にはわからないと返す佐藤。
そろそろ会議が始まるとのことで、佐藤はこの部屋を後にします。
もうこれ以上自分には関わらないでほしいとの言葉を残して……。
国民ボタンに対する閣僚会議が始まりました。
梅鉢が現状を報告します。
最初に国民ボタンが見つかったのは2ヶ月半前、その時は海外でも同じような事例が複数発生しており、対策本部が始動していました。
その後、日本国内では佐藤太郎を発見し、即時保護します。
この段階では各国の悪魔と日本の悪魔が同一なのかはわかりませんでした。
悪魔に実際に出会った人物は各国一人であり、他国からの情報も真偽の判定は不明でした。
しかし2回目のボタンで悪魔が国民の前に現れた事により、外観から悪魔は一人ではなく複数人いることが確認できました。
1回目のボタンの時点で、他国に残された日本人は、滅んだ国の中でも他の国籍の人々と協力しながら、何とか生き延びているようです。
そして現在は海外にいた日本人も全員救出済みとのことで、よかったです。
2回の悪魔ボタンは終わり、生き残った国は日本も含めてなんと8か国のみ!
その中の国でも無政府状態となり、暴動などが起こる国も多く、ファイナルラウンド前に破滅してしまうのではと危惧される国も少なくありません。
和平を望む国が多い者の、注意をしないといけない国もあります。
梅鉢はまずは生き残ることを優先で考えてくださいと言い切ります。
その上で、日本も悪魔討伐に向けて備えだけはしておいたほうがいいのではないかと進言します。
しかし閣僚たちの反応は思わしくなく、悪魔討伐なんてことが本当にできるのか、もし悪魔の逆凜に触れて殺されたらどうするんだ、と言った声が聞かれます。
会議後、梅鉢はひとりコーヒーを飲みながら思案に耽っています。
そこに現れたのが後輩の田端でした。
ファイナルラウンドを生き残ったところで、どうやって国際間の安全保障を維持していくか……難しい問題ですよね。
日本にはリーダーシップをとる人もいませんし……。
もし動く時は自分にも言ってくださいと田端は梅鉢に言います。
梅鉢はお礼の言葉を口にするのでした。
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