こちらの記事では黒蜜『しょせん他人事ですから』(佐藤真通/富士屋カツヒト/清水陽平)3話のネタバレを含むあらすじと感想を紹介します。
人気主婦ブロガーの桐原こずえは、ある日、事実無根のコメントにより、ブログが炎上してしまいます。
傷ついたこずえは、弁護士の安田理に相談しに行きます。
しょせん他人事ですから【3話あらすじ】
安田は、笑顔で相談に応じますが、その内容は表情とは裏腹で、彼の受け答えには少々冷たく感じるところがありました。
しかし、終始本音で話す安田は、相談者の時間を無駄にしません。
こずえにも有益な情報だけを話し、情報開示請求は、薦めないと話すのでした。

しょせん他人事ですから【3話のネタバレと感想】
安田が情報開示請求をあまり薦めないのには、理由がありました。
情報開示請求には、お金と時間がかかり、精神的にも辛い思いをすることになるから、とのことでした。
誰がコメントしたのか特定することは、簡単ではないのですね。
また、自分は何もしていないのに、お金をかけて加害者を探すのには抵抗がありますね。
ネットによる誹謗中傷が絶えない理由がわかりました。
誹謗中傷のコメントをしている人は、きっと自分の所まで簡単に辿り着くことはないと思っているのですね。
とてもずるい行為だと思います。
許せないです。
情報開示請求がもっと手軽にできるようになってほしいと思いました。
情報開示請求を行うことが簡単ではないことを知ったこずえは、悩みます。
食事が喉に通らなくなってしまうほど、こずえが悩んでいて、とても深刻な悩みであることが伝わってきました。
なのに、こずえの旦那さんは、軽く考えていて、ネットを見なければいいと話し、こずえがかわいそうでした。
実生活ではなく、ネット上の出来事であっても、嫌ですよね。
当事者にしかわからない苦しみがあるのだと思います。
そして、この夜、こずえは決心します。
情報開示請求をする、と。
好き勝手嘘の情報を書き込んで、良い気持ちになっている奴らを特定することで、自分の気持ちを晴らすことができると考えたのです。
このまま何もせずに引き下がるのは嫌ですが、お金や強い意志がなければできないこと。
こずえは、すごく勇気のある人ですね。
やると決めたからには、必ず犯人を引きずり出して欲しいです。
次の日の朝、こずえは、すぐに安田に連絡をしました。
早速安田が動き出します。
安田の腕の見せ所ですね。
安田は、共に行動しているパラリーガルの加賀見にいつも怒られている姿から、一見頼りなさそうですが、こずえには的確なアドバイスをしていましたので、弁護士としての力は期待できそうです。
ちなみに、安田と加賀見の掛け合いは、漫才のようで面白いですよ。
話の題材が重いので、2人のやりとりは、心が和みました。
そして、2ヶ月後、遂にコメントの発信元がわかりました。
安田が初めに言っていたとおり、特定するのに結構時間がかかるのですね。
発信元がわかると、発信者に情報開示請求されたことが手紙で通知されるようです。
このような手紙が届くだけでもドキッとするのではないでしょうか。
取り返しのつかないことをしたという事実に早く気付けると良いのですが。
それにしても、どこの誰があのような酷い書き込みをしたのでしょうか。
手紙が届いた先は、、、
なんと、こずえと同じように、一見どこにでもいるような主婦でした。
小さな可愛らしいお子さんもいました。
とてもあのようなことをするように見えないのですが…。
残念ですね。
届いた封筒を見て、ただのダイレクトメールだと勘違いする彼女。
どうしてあのような書き込みをしてしまったのでしょうか。
何か闇がありそうですね。
次回は、彼女のことが見えてくることでしょう。
また、開示請求の手紙が発信者の元へ届いた後、安田はどのような行動に出るのでしょうか。
こちらの展開も楽しみです。
早くこずえの気持ちが晴れることを願います。

.
コメント