こちらの記事ではコミックほげっと『このメルヘンな現実で』（尾野こし）5話(最終話)のネタバレを含むあらすじと感想を紹介します。
前回は桃太郎の様子がおかしくなり、ついに刀まで振り回し始めてしまいました。
桃太郎は、浦島太郎と舞に「逃げて、、、。」と言いますが、、、。
このメルヘンな現実で【5話(最終話)あらすじ】
刀を振り回し続ける桃太郎。
混乱している浦島太郎に「桃太郎の存在が不安定になったためにおかしくなった」と舞は教えてあげます。
「桃太郎さを取り戻すには、、、。」と２人で考えていると、浦島太郎は先ほど作ったきびだんご入りの餅を桃太郎の口の中に！
桃太郎は正気に戻ると、「自分たちは昔からあなたの事を知っている」と舞に告げます。
そう、桃太郎と浦島太郎は、舞が子どもの頃よく読んでもらっていたのをきっかけに、今回舞を心配して出てきてしまったのです。
「どうして忘れていたんだろう」
舞はおじいちゃんに本を良く読み聞かせてもらっていた事を思い出し、２人に感謝を述べます。
記憶を取り戻した桃太郎と浦島太郎は舞に別れを告げ、それから舞はおじいちゃんにお礼を言わなきゃなと新鮮な気持ちを取り戻します。
このメルヘンな現実で【5話(最終話)のネタバレと感想】
刀を振るうのをやめず、様子がおかしいままの桃太郎。
そんな桃太郎を見て「どうなっているんだ！」と慌てている浦島太郎に舞が「おそらく桃太郎の存在が不安定になったせいだ。」と教えます。
舞が見せてくれた桃太郎の絵本はというと、桃太郎の絵などが真っ黒に、、、。
どうすれば桃太郎らしさを取り戻せるのかと考え、浦島太郎が「モモをあげれば？」と提案しますが、モモは舞が食べてしまっています、、、。
「後残っている桃太郎らしい物は、、、」と考えた舞が「きびだんごかな？」と言うと、浦島太郎は何かひらめいた様子。
突然走り出した浦島太郎は、先ほど舞と桃太郎と浦島太郎で作ったカボチャとバナナのもちを取り、桃太郎の口の中にイン！
もちを食べた桃太郎は「僕は何をしていたんだ、、、？」と正気を取り戻します。
正気を取り戻したのを見て「やっぱりそうか！」と納得する浦島太郎と「な、なんで？」と困惑する舞。
そう、さきほど舞と桃太郎と浦島太郎で作ったカボチャとバナナのもちには、きびだんごが入っていたんです。
勝手にきびだんごを入れるとは、浦島太郎の自由奔放ぶりもなかなかですね、、、。
正気を取り戻した桃太郎は「怪我はないですか！」と舞に駆け寄ります。
照れながらも「大丈夫です！」という舞。
すると突然桃太郎が「思い出した事がある」と少しずつ語り始めます。
「あなたが小さい頃から僕たちはすでに出会っていた」
どういうことだ、、、？
舞は子どもの頃、よく寝付けないときにおじいちゃんに本を読んでもらっていました。
その本に出てくるお話こそ桃太郎や浦島太郎などの童話集だったのです。
自分たちの物語を聞いて笑顔になっていく舞の姿が好きで、いつも舞の事を思っていたという桃太郎。
舞のおじいちゃんも、大人になった舞が忙しい中で自分の事を後回しにしていないかと心配していたそうで、、、。
舞の事が心配なあまり、桃太郎達は頑張って舞の荷物に紛れ込みますがその時に力を使いすぎて今までそのことを忘れてしまっていたのです。
つまり桃太郎達は現実世界ではもののけのような存在。
このまま一緒にいると先ほどのように舞を傷つけてしまうと桃太郎は言い、「舞に出会えて良かった」とお別れを告げます。
「舞に会えないなら本には戻らない！」と桃太郎にかたくなに反発する浦島太郎。
そんな浦島太郎に「部屋を綺麗にしていつでも本を開けるようにするから安心して？」と舞はなだめます。
自分を心配して出てきてくれた桃太郎と浦島太郎。
そんな２人に舞は「本から出てきてくれてありがとうね、、、。」と改めて感謝を述べます。
それから時間がたち、おばあちゃんから電話をもらう舞。
おばあちゃんに近況を報告し、また遊びにおいでという問いかけに対し舞は「わかったよ。おじいちゃんにも会ってお礼を言いたいから。」と言って物語は終わります。
桃太郎と浦島太郎に会ったおかげで幼い頃の気持ちが蘇ったんですね～。
最初はラブコメっぽいのかな？と思っていましたが終わり方がとてもほっこりで家族愛が伝わる物語となっていました。
絵もかわいらしさがあって見応えがありますので、是非マンガでご覧ください！
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