こちらの記事ではコミックほげっと『昨日公園』(ムライ 朱川湊人)6話のネタバレを含むあらすじと感想を紹介します。
遠藤は親友の町田隆男ー通称”マチ”を救うために、時を戻す事ができる公園で”昨日”を繰り返すが…
遠藤が親友の”マチ”を救えば救おうとするほど被害は大きくなり、「”マチ”の家族さえも巻き込んでしまう」という現実に直面します。
何かを決断した遠藤は”マチ”の前で涙を流します。
「どうしたんだよ!?」とビックリする”マチ”に、遠藤が「お前には分かんないよ、分かんなくていいんだ…」と言いながら、二人で夕日が落ちるまで語り合うのでした。
昨日公園【6話あらすじ】
二人で語り合った後、帰り道で”マチ”はタクシーに轢かれました。
遠藤はこれ以上親友を苦しめる訳にはいかないと、このまま天国へ送る事を決断します。
場面は戻り、息子「翔一」と公園に来ていた遠藤は、もぉ「あんな惨めで寂しい思いはしたくない」と親友の記憶を思い返していました。
すると翔一がシャトルを買って戻ってきたのですが、その翔一の目には涙が…
昨日公園【6話のネタバレと感想】
前回の5話で、”マチ”を救おうと行動すればするほど、”マチ”の家族を巻き込んでしまうと言う事に気づいた遠藤は、苦渋の決断をすることを決めます。
そして、最後の時間を噛み締めるように、思い出の公園で”マチ”と今までの思い出や、他愛もない話をしながら泣いて笑って、二人の友情を確かめました。
その後、公園で”マチ”に別れを告げた遠藤は、何度も聞いた”マチ”の悲報を聞く事になるのでした。
土砂降りの雨の中、思い出の公園に足を進める遠藤。
公園からは思い出のボールが転がってきます。
このボールを持って、公園に入れば”マチ”に会える、けれどそれは”マチ”を悲しませる事になると分かっている遠藤は、公園の前で泣き崩れながら別れを告げました。
私がこのシーンを読んだとき、小学校2年生でこの決断は正直重すぎると思いましたし、自分だったら我慢できなくて、昨日公園に戻ってしまうんだろうな…と思いました。
この遠藤の決断は本当に優しい決断だったんだなと、読んでて目頭が熱くなりました。
思い出の公園のベンチで、昔のほろ苦い記憶を思い出していた遠藤。
息子が話していた、「亡くなったはずのお婆さんをこの公園で見た人がいるんだ」と言う話は、
おそらく自分と同じように、「お婆さんの生きていた時間に迷い込んでしまった人がいたんだろう」と”マチ”の笑顔を思い浮かべながら、何も変えられなかった自分を責めます。
もぉあんな惨めで、寂しい思いは絶対にしたくないと…
そんな事を考えているうちに、バドミントンのシャトルを買って来た翔一「息子」が、公園に戻ってきました。
翔一はどこかビックリ表情で遠藤を見ます。
遠藤はもしかして自分が吸っているタバコか!?と思い、「奥さんにチクられる!」と慌ててタバコの火を消します。
しかし翔一は「パパ!好きなだけタバコ吸いなよ」と遠藤に言うのです。
いつもと違う様子の翔一に、「もしかして怒ってるのか?」と聞く遠藤。
顔を横に振る翔一の顔をよく見ると、目が真っ赤になっています。
もしかして熱でもあるのか?と遠藤が額に手を当てると、翔一の目から涙がこぼれます。
遠藤はもしかして、買い物に行っている途中に何かあったか?と尋ねます。
翔一は「パパには分かんないよ、わかんなくていいんだ」と遠藤に言います。
ここで遠藤は気づくのです、自分はもぉ命を失っているという事に。
翔一をギュッと抱きしめて、遠藤は「パパには分かる、お前がどれだけ頑張ってきたか、何度も何度も心が壊れそうな想いをしながらパパを救おうとしてくれてたか、パパだけには分かる」と…
この作品を読んで、私は6話という短い物語なのにも関わらず、これほどまで、心が動かされるんだと感服しました。
この作品を読み終わった頃には自然と涙が溢れてきて、胸が締め付けられました。
本当にこんな素敵な作品に出会えた事に感謝します。
この記事を読んで少しでも気になった方は、是非読んでみて下さい。
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