こちらの記事ではプチコミック『今宵もお待ちしております』（北川みゆき）6話のネタバレを含むあらすじと感想を紹介します。
住宅街の中にひっそりと佇むBarの名は、更。
そこで働く1人の美しいバーテンダーの女性の名も更。
更が作る1杯のカクテルが店にやってくるお客様の人生を変えていきます。
今宵もお待ちしております【6話あらすじ】
今度の主人公、梶 悦司は、とあるダイニングバーに勤めている27歳のバーテンダーです。
20歳の時、このお店でバイトに入ったことがきっかけで、カクテルにハマり、この仕事にやりがいを持っています。
ある日、彼のお店で高校の同窓会が開かれることになり……。
今宵もお待ちしております【6話のネタバレを含む感想】
梶が作るカクテルは、今日の同窓会でも大好評。
物腰の柔らかい梶の接し方は、場を和ませていました。
特に女性に人気がありそうで、黄色い声が上がっていました。
そこへやってきた黒髪のベリーショートが似合う女性。
皆が「ミレイモンド」と呼び、一斉に彼女の周りに集まります。
彼女は、なんと、皆の恩師なのでした。
本名は、小野美令。
国語の先生で、いつも愛読書であるレイモンド・チャンドラーの小説「長いお別れ」を持ち歩いていたことから、「ミレイモンド」と呼ばれるようになったのでした。
「長いお別れ」は、先生の清楚な見た目には似合わず、ハードボイルドな内容の小説でした。
いつも持ち歩きたくなるほど素敵な作品なのでしょうね。
私も読んでみたくなりました。
実際にあるミステリー文庫だそうですよ。
その本を嬉しそうに読んでいる姿に梶は一目惚れしたのでした。
禁断の恋が始まりそうな予感…がしましたが、最後まで梶の片想いだったようです。
でも、今回の再会でもしかしたら⁉︎って期待してしまいますね。
先生と2人で話す梶。
自分を覚えていてくれたことに喜ぶ梶に、「忘れるわけがない」と先生は話します。
なんと、梶は、高校生の時、思わず欲望のまま先生に告白していたのです。
あんなことを言う梶が心配だったと笑いながら話す先生。
ちょっとお下品でしたが、嘘のない、男子高校生らしい告白でした。
けれど、すぐに振られてしまいました。
先生には、残念ながら既に相手がいて、もうすぐ結婚するとのこと。
そして、お気に入りのレイモンドの「長いお別れ」を素敵な大人の男性になるようにと、梶に渡したのでした。
先生の振り方がかっこよかったです。
振られても更に好きになっちゃいそうでした。
きっと梶の心に残り続けたことでしょう。
昔話をした後、あの頃の自分とは違うというところを見せるために、「昔のお詫びです」と言って梶は、あるカクテルを先生に作ります。
そのカクテルの名は、「ギムレット」。
このカクテルは、先生がくれた「長いお別れ」にレシピが載っていたようです。
しかし、小説のレシピは、一般的なレシピとは少し違うようです。
ギムレット1つをとっても、いろいろなレシピがあるのですね。
バーテンダーによって違う味が楽しめるのは良いですね。
梶の作ったギムレットを飲んで、「長いお別れ」のギムレットだとすぐに気づいた先生は、梶が素敵な大人になったことを実感するのでした。
更に、先生の左手の薬指に指輪がないことに気づいた梶。
先生は、去年離婚したことを梶に話し、1次会の後、2人きりで会えないかと話すのでした。
梶は、とうとう大人の男として先生に認められたのではないでしょうか？！
よかったですね〜‼︎
今回は、言葉ではなく、カクテルで先生に想いを伝えたことが良かったのではないでしょうか。
ロマンチックな告白の仕方ですよね。
梶は、もう学生ではないですし、歳の差があるにしても、それを感じさせない雰囲気が2人にはあるような気がしました。
その後の2人はどこへ向かったのでしょうか。
その後の会話も気になります。
次回の展開も楽しみです。
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