こちらの記事ではコミックほげっと『SRのたまご~SUPER RICH番外編~』(フジテレビジョン/おくふじ美結)2話のネタバレを含むあらすじと感想を紹介します。
主人公の氷河衛は、大富豪の家に生まれ、何自由なく暮らしていましたが、仕事で忙しい両親と会えない寂しさを抱えていました。
ある日、衛が両親に正直な思いを伝えると、両親はそれに応えようと衛の元へ向かいますが、その途中で事故に。
独りになってしまった衛に再従兄弟の慶一郎が遺産目当てで近寄ります。
SRのたまご~SUPER RICH番外編~【2話あらすじ】
両親との思い出がまだ残る家で慶一郎と一緒に住んでいた衛ですが、12歳になり、母の母校、姫ヶ崎女学院に入学しました。
この学校は全寮制で、衛は家を出ます。
SRのたまご~SUPER RICH番外編~【2話のネタバレと感想】
衛の学校生活は、暇さえあれば母が読んでいた本を読みに、図書館に通う毎日でした。
本を読むと、母と繋がっている気持ちになれるのでした。
しかし、同時に「会いたい」「謝りたい」という気持ちでいっぱいになるのでした。
衛は、ご両親が自分のせいで亡くなったと思っているようですね……。
衛は、あの日、伝えた「正直な思い」は、自分の「わがまま」であったと思っているようです。
衛の正直な思いと事故は別で、決して衛のせいではないと思うんですけどね。
夏休みになって家に帰ると、彼女を連れた慶一郎が悠々と過ごしていました。
その様子を見て、あまり気に留めない衛でしたが、幼い頃から、衛を見守ってきた執事の斎藤は、遂に「慶一郎には出て行ってもらった方が良い」と衛に話すのでした。
しかし、衛は、「慶一郎は今の自分の後見人であり、両親の代わりに自分の家を守ってくれているのだから」と容認するのでした。
そして、衛が高校3年生となった冬、慶一郎から電話がかかってきました。
「衛の両親の会社である氷河グループの業績が落ちていて、税金対策として、衛の資産名義を自分の名義に変えたい」と提案してきたのです。
業績が落ちてしまったのは、好き勝手にしている慶一郎のせいだと思うのですが……。
しかし、衛は「正月に帰った時に書き換える」と約束してしまいます。
正月になり、約束通り資産名義を書き換えようと衛がサインをしようとしたその時、斎藤がそれを止めました。
邪魔が入ったことに腹を立てた慶一郎は、斎藤を殴ります。
すると、いつも衛の側にいてくれた斎藤が傷つけられたことにより、衛の心が動きます。
衛は慶一郎に、「遺産が奪われても、それは自分のせいで両親を亡くした罪だと思っていたが、自分の家族である斎藤に手を出すことは許さない」と話し、慶一郎を家から追い出すのでした。
また、税金対策というのは嘘であり、自分のミスの穴埋めのために衛の遺産を使うつもりであったことを見抜いていたようです。
衛は、全てお見通しだったのですね。
この場面は、とてもスカッとしました。
斎藤と2人きりになった真琴は、斎藤に今までのことを謝るのでした。
斎藤は衛に、「遺産は、忙しい両親が自分たちにいつ何があってもいいように衛のために残したものであり、自分自身のために使ってほしい」と両親の思いを伝えました。
そして、その言葉から笑顔の両親を思い出し、衛は涙を流すのでした。
両親が亡くなってからの衛は、誰ともあまり関わりを持たず、どこか暗く寂しい感じでしたが、斎藤の言葉をきっかけに、もう自分を責めず、前向きに生きていって欲しいと思いました。
次回の展開も楽しみです。
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