こちらの記事では『夫と、少し離れたい。』(小池菓しおり)2話のネタバレを含むあらすじと感想を紹介します。
結婚して4年、念願の赤ちゃんである美桜奈が誕生した都と秀明の夫婦。
秀明は家族3人で頑張っていこうと言いますが、実際には出すのは口だけ。
秀明と結婚したいと望む都。
秀明が重い口を開いて放った言葉は……
夫と、少し離れたい。【2話あらすじ】
秀明から念願のプロポーズを受けた都。
結婚して無事に子どもを授かるも、毎日ストレスが溜まる一方で……
夫と、少し離れたい。【2話のネタバレと感想】
秀明の言った言葉は、プロポーズの言葉でした。
感動して泣いてしまった都、答えは即答でイエスでした。
それから結婚し、4年後に美桜奈が生まれるわけですが……。
美桜奈は泣くとすぐに都を呼ぶ秀明。
どうやら、うんちをしてしまったようです。
それなら、おむつを換えればいいだけだと思うのですが……。
秀明は泣いている美桜奈を都に丸投げ、しかもお風呂にもいれるように言ってきます。
自分は何にもしないんですね……。
こういう小さなことで都のイライラは溜まっていきました。
都が美桜奈のおむつを替えていると、自分は手を出さないで口だけ出す始末。
もっとていねいに拭かないとかぶれるだの、まだそこについているだの、何だの言ってきます。
美桜奈がうまれたときは三人で頑張ろうと言っていたのに……これでは都がひとりで育児をしているようなものです。
都の中に自分ばかり、という思いが溜まっていきます。
都は自分の家のはずなのに、息苦しく感じるようになってきました。
せっかく美桜奈が大人しく、いい子で寝ていたのに、頭の形が悪くなるという理由でむりやり美桜奈の頭の向きを変える秀明。
当然、美桜奈はぐずります。
ぐずった美桜奈は都に押し付け、自分は仕事をする秀明。
せっかく静かに寝ていたのに余計なことをして……。
都だって秀明が仕事で忙しいのはわかっています。
でも、自分は何も手を出さないで口だけ出されたら都のストレスはどんどん溜まっていきますよね。
家族で頑張ろうと言う言葉は何だったのでしょうか?
美桜奈はなかなか寝付きません。
一方の秀明は仕事を終えたようです。
自分だけさっさと布団に入って休む秀明。
これってあんまりにもひどい仕打ちじゃないですか?
都はどうして秀明を一緒にいるのかすらわからなくなってきました。
そんなある日のことでした。
秀明の遠方にいる友人が来るそうで、秀明は出かけるらしいのです。
早く帰るという秀明でしたが、都はゆっくりしてきて!と言います。
なかなか会える友人でもないし、たまにはのんびり楽しんで来て欲しいという配慮ももちろんありますが、内心は秀明がいないから、のんびりできるという思いもありました。
秀明はいたらいつも監視されているようで、ゆっくりできませんもんね。
都にとっても、のんびり過ごせるチャンスになりそうな予感がします。
だからこそ、ゆっくり友人と過ごしてきてほしいものですよね。
秀明が出かける日当日。
自分ひとりなので、夕飯は簡単に済ませようとする都。
美桜奈を早く寝かしつけて、自分の時間をゆっくりもちたいようです。
いつのまにか昼寝をしてしまった美桜奈、寝顔を見つめているうちに都まで眠たくなってしまい、ついウトウトしてしまいました。
都がこんなにのんびりできるのは、久しぶりのことです。
少し休むだけのつもりでしたが、都も昼寝をしてしまいました。
しかし都は夕食作りの途中、鍋は火にかかったままです。
鍋がぐつぐつと煮詰まり、やがて吹きこぼれ、火災報知機の音が鳴り響きました。
このままだと家事になってしまうかもしれません。
都と美桜奈は無事なんでしょうか?
火災報知機の音で、目を覚ましてくれればいいのですが……。
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