こちらの記事では『身に覚えのない理由で婚約破棄されましたけど、仮面の下が醜いだなんで、一体誰がいったのかしら?』(小嶋ねねこ)9話のネタバレを含むあらすじと感想を紹介します。
家族の元でしか仮面を外せない少女・カティア。
突然王子から言いがかりのような婚約破棄を言い渡され……。
セインおにー様の番(つがい)であるカティア。
番だから愛されているのか、番でなくても愛されるのか……
カティアの悩みは深刻です。
身に覚えのない理由で婚約破棄されましたけど、仮面の下が醜いだなんで、一体誰がいったのかしら?【9話あらすじ】
ルフィニア王国に入った一行。
カティアは尊大な態度をとる少女に連れられてしまいます。
身に覚えのない理由で婚約破棄されましたけど、仮面の下が醜いだなんで、一体誰がいったのかしら?【9話のネタバレと感想】
馬車は芸術の街・ルーティルッタを王都とするルフィニア王国へたどり着きました。
貿易や漁業が盛んな国ではありますが、一方で他国と隣接する深い森が広がっています。
そこは盗賊の住処、なかなか人は立ち入りません。
その森を通る馬車がありました。
カティアたちの乗る馬車です。
案の定、盗賊が襲ってきますが、おにい様ふたりで簡単に倒してしまいました。
街にはいると仮面をつけたカティアが少女と話しています。
カティアは仮面をつけている理由を、見せられるような顔をしていないと告げました。
少女はカティアたちを亡命中だと決めつけたようです。
お忍びと言う可能性もあるのですが……。
ちなみにカティアの身につけているものは地味でも素晴らしい一級品ばかり。
見る人がみればわかります。
少女はそれだけ無知だったんですね。
帰ろうとする従者に、なんと少女はカティアに自分の侍女になるように言います。
なんでこんな上から目線で……。
カティアが身分を明かしていないにしても、無茶過ぎます。
しかしカティアは言われるまま馬車に乗りました。
魔道具があるので、おにい様たちと連絡はとれるようです。
いったいカティアはどういうつもりで年下の不敬な令嬢の言うことに従ったのでしょうか?
この年下の令嬢はフランベル・ルフィニア。
この国の王族です。
カティアが大人しくついてきた理由のひとつは相手が王族だからでした。
カティアも位だけで見れば、対等ですが……。
変にいざこざを起こして、外交問題にしてはいけませんしね。
そして、何よりこの少女はあまりにも無知です。
この少女こそが、セイン・ステファノスの番を自称する少女。
すこし様子見をしようとしたカティアでした。
身を負かせると言いつつも、カティアのことですから最低限の準備はしてあります。
経緯や会話はすべて魔道具に収めています。
これで姫が他国の皇女を拉致し、使用人にしようとしたことが立証できますね。
その他の点についても、自分がひとりのときに声をかけられ男性の護衛が向こうにはいたため、怖くて従うしかなかったと言えます。
ここでカティアは自己紹介をします。
帝国の隣国から旅の途中であり、名前はカティア・クロムクラインと。
肩書は侯爵令嬢です。
従者は真っ青になっています。
侯爵令嬢を拉致したも同然ですからね。
ヘタしたら自分のクビが飛ぶかもしれません。
しかしそれを聞き入れる少女……姫ではありません。
あくまで客人として招いたということにするらしいです。
姫は帝国に興味津々です。
だって自分の王子様だと思い込んでいる、セインがいますからね。
姫はセインを愛していると言い切りました。
そしてセインも自分のことが好きだと…。
自分はセインの番ばからと。
そんな話を自信たっぷりに姫は話します。
こんな話、思い込みに過ぎないのですが……姫にとっては真実なのです。
いつか真実を知る日がきたら、姫はいったいどんな顔をするのでしょうか。
無知って、とっても恐ろしいですね……。
しかしどうしてこの姫は、自分がセインの番だなんて思い込むようになったのでしょうか?
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