こちらの記事では『妃教育から逃げたい私』(菅田うり)14話のネタバレを含むあらすじと感想を紹介します。
幼少期から妃候補をして厳しい教育を受けてきたレティシア。
余りの厳しさに逃げ出したくなることもしばしば。
そしてある夜会にて、クラーク王子から婚約破棄らしき言葉を告げられ、喜ぶレティシアでしたが……。
前回のお話では、まだ逃げようとするレティシアに兄が実はこれが計画であったことを告げます。
その上でクラーク王子のまっすぐな愛を優しさを伝えるのでした。
妃教育から逃げたい私【14話あらすじ】
クラーク王子とやっと向き合う覚悟を決めたレティシア。
クラーク王子はレティシアに謝らなくてはいけないことがあるようで……
妃教育から逃げたい私【14話のネタバレと感想】
宿で向かい合う二人。
クラーク王子がお茶を入れてくれます。
いつも様子が違うレティシアを見て、レティシアの兄……ナディルになにか聞いたのかとクラーク王子は尋ねます。
素直にはいと答えるレティシア。
ここ最近の出来事が計画だったと……そしてクラーク王子は素直に認めました。
クラーク王子はレティシアに謝らなければいけないらしいです。
幼いレティシアの自由を奪って、レティシアの素顔を出せなくなってしまったことを。
でも、妃教育は王族の婚約者になったら当然受けなくてはならないこと、別にクラーク王子のせいではありません。
でもクラーク王子が結婚するならレティシアがいいと言ったから、レティシアは妃教育を受けることになったわけで……。
しかし、あのときクラーク王子は婚約をしなくてはならず、縁談も山のようにきていました。
公爵令嬢であるレティシアにもきっと縁談はきていたはず、もう相手が決まっていてもおかしくはない状況でした。
そもそも貴族の結婚は早いものです。
早ければ早いほど、婚約のつながりは強いものになるからです。
クラーク王子も急いで、レティシアに婚約を申し込んだんでしょうね。
でもレティシアは日に日に作り笑いしかしなくなりました。
これにはクラーク王子も戸惑います。
どうしたらいいんだろうとなやんでいるうちに、結婚が間近というところまで迫ってきました。
そしてレティシアの兄・ナディルに相談したんですね。
それが、計画の発端・偽の恋人をつれてくること。
新しい恋人がきたら自分はお役御免だとレティシアは喜んで、婚約破棄と言い出し、仮面をはがすはず、というのがナディルの計画でした。
閉じ込めたのも、隙あればレティシアは逃げ出すであろうから公爵家の許可をとって閉じ込めたのでした。
本当にあの兄の計画通りなのですね……。
手つきにしてもいいとまで、言われましたが、クラーク王子にはそんなことはできませんでした。
もしそんなことをしたら、一生レティシアを得ることはできないからです。
やっとここで目が合った二人。
クラーク王子も本音を吐露して、やっと本当にレティシアを見ているようです。
レティシアには愛や恋がよくわかりません。
その前に妃教育が始まってしまったのですから。
だから、わかるようになるまで、とても時間がかかるかもしれません。
それに自由への憧れも捨てきったわけではありません。
不意に逃げてしまうことだってあるかもしれません。
それでも、いつまでだって待つとクラーク王子は言ってくれました。
結婚したらもちろん公務はこなさないといけませんが、それ以外が自由に旅をしてもいいし、レティシアの望む通りにすると約束してくれました。
でも逃げるのは困る……追いかけてもいいか?という問いにレティシアは笑顔で頷くのでした。
レティシアも誰かと結婚しなくてはいけないし、結婚するならクラーク王子がいいと答えます。
正直に言うなら、見た目もタイプらしいです。
強引なのに甘い所も好き。
レティシアは覚悟を決めました。
クラーク王子は驚いた顔から、徐々にまるで幼い少年の日のような笑顔を浮かべたのでした。
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