こちらの記事では『妃教育から逃げたい私』(菅田うり)13話のネタバレを含むあらすじと感想を紹介します。
幼少期から妃候補をして厳しい教育を受けてきたレティシア。
余りの厳しさに逃げ出したくなることもしばしば。
そしてある夜会にて、クラーク王子から婚約破棄らしき言葉を告げられ、喜ぶレティシアでしたが……。
誘拐されてしまったレティシアでしたが、無事にクラーク王子が助けに来てくれました。
そしてどんなにクラーク王子が心配したのかを思い知るのでした。
妃教育から逃げたい私【13話あらすじ】
この場に及んでも何とか逃げようとするレティシア。
それを引き留めたのはレティシアの兄でした。
妃教育から逃げたい私【13話のネタバレと感想】
クラーク王子と同じ部屋にとまることになったレティシア。
なんとこの期に及んでも逃げることを諦めていませんでした。
助けに来てくれたことは感謝していますが、一晩狭いベッドで一緒に過ごすのはだめらしく、クラーク王子を目の前にすると、逃げないと!と本能的に思うレティシアなのでした。
レティシアはいったいなにから逃げているのでしょうか?
それはもうレティシアにもわかりません。
ただ本能的に逃げたいのです。
しかしそう簡単に逃げることは叶いません。
レティシアの兄が庭に見張りとしていました。
確かに王族の泊る宿に護衛なしなんてありえませんもんね。
兄はどうしても結婚してもらうといいます。
クラーク王子は悪いひとじゃないし、レティシアのことを心底愛しているし、逃げようとさえしなければ、レティシアの意思を尊重してくれます。
レティシアはいったい何が不満なんでしょうか?
レティシアは自由がないのが不満と答えます。
もしレティシアがクラーク王子と結婚しないのならば、兄の手足となって動く他の貴族とレティシアは結婚するだけです。
レティシアには、誰とも結婚しないなんてことはあり得ないのです。
なんといってもレティシアは侯爵令嬢、地位の低い男爵や子爵とは違います。
結婚は貴族にとっては義務と言っても過言ではありません。
レティシアもそれはわかっています。
それでも消せない自由への憧れ……。
実は兄はクラーク王子にレティシアをむりやりにでも手籠めにしてしまうように言っていました。
なんてひどい兄……。
実はこれは兄の考えた計画、「レティシアの仮面をはがして結婚させる計画」だったのです。
ブリアナをけしかけたのも兄、一瞬自由を謳歌させたあとに王宮に連れ戻したのも兄、既成事実を作ってしまえとまで言ったそうですが、それにはクラーク王子は載らなかったようです。
どちらにしても、すべては兄の計画の元、動いていたのです!
逃げても逃げても追いかけてきたのも、クラーク王子の意思。
婚約して10年も経つのに、いつでも手をだせる状態でこんなにも思い続けてくれる男性が他にいるでしょうか?
事の発端はクラーク王子からの相談でした。
結婚の時期が近づいてきたが、そのままではよくない。レティシアをレティシアらしくしてあげたい、と。
レティシアがつけることを余儀なくされた仮面を外すにはどうしたらいいかと……。
レティシアの性格を一番わかっている兄の悪だくみにのってしまうくらい、一途にレティシアを思い続けてくれる、いい男、それがクラーク王子でした。
レティシアが逃げる度に、勝手にふるまうほどに、クラーク王子が笑顔を浮かべていたのは、レティシアの笑顔が見たかったからなのですね。
しかしこの兄……ここまで作戦が巧妙だとむかつきますね。
ひとまず、部屋に戻ることになったレティシア。
兄も妹を幸せにしてくれる男性に嫁がせたいと思うほどには、レティシアのことを可愛く思っているようです。
兄はクラーク王子としっかり向き合うように言って去っていきました。
果たして二人はどうなるのでしょうか……。
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