こちらの記事では『国民ボタン』(鈴木大四郎)11話のネタバレを含むあらすじと感想を紹介します。
悪魔による国民ボタンの騒ぎがひと段落ついた頃、再び悪魔は人類に国民ボタンをつけた。
今度の国民ボタンはひとりひとりの手につけられるタイプで、全員参加型とのこと。
各地で暗躍する黒ボタン狩りが次に目を付けたのはとある老夫婦で……
国民ボタン【11話あらすじ】
黒ボタン狩りに、ボタンを押してしまったことが知られ自宅にまで押しかけられてしまった老夫婦。
家の中を探す黒ボタン狩りに見つからないように、祈るような気持ちで抱き合ってじっと息を潜めていますが……。
国民ボタン【11話のネタバレと感想】
黒ボタン狩りは老夫婦の自宅内に入り、姿を探しますがなかなか見つかりません。
ガセ情報かもしれないと、引き上げようとしました。
隠れていた老夫婦も一安心です。
そのとき、老夫婦のスマホが鳴ってしまいました。
この音は黒ボタン狩りにも届いていました。
カメラが回っていることを確認し、黒ボタン狩りが老夫婦の隠れている部屋を突き止めます。
夫は妻を庇い、ボタンを押そうと言ったのは自分であり、妻は自分に従っただけと告げます。
そして何とか妻だけでも助けてもらうように懇願するのでした。
すると黒ボタン狩りは意外な行動に出ました。
安心するようにというのです。
黒ボタン狩りが覆面をとると、なんと正体は梅鉢でした。
ボタンを押してしまったひとを保護するためにやってきたのです。
老夫婦は無事に保護されました。
2日前、対策本部長に梅鉢はある提案をしました。
それはインターネットの使用禁止を少し待って欲しいということです。
インターネットはそのままにして、むしろ黒ボタン狩りを拡散させてほしいと。
黒ボタン狩りが出てきてから、目に見えてボタンを押すものは減りました。
しかし黒ボタン狩りを厳しく取り締まった結果、再びボタンを押す者は増えたのです。
つまり、皮肉なことに黒ボタン狩りの取り締まりがボタンを押す者を増やしているのです。
なのでインターネットで黒ボタン狩りへの恐怖のみを拡散させ、自分たちで黒ボタン狩りを行うことを提案しました。
黒ボタン狩りになりすまして、本物の黒ボタン狩りが犯行を行う前に自分たちが現場に駆けつけてボタンを押してしまった者を保護するわけです。
その様子を黒ボタン狩りが行われているように撮影し、フェイクとして拡散、恐怖のみを拡散するのです。
こうすれば、黒ボタン狩りを取り締まることなく、ボタンを押してしまった者も保護できます。
現場にいち早く駆け付けるために、梅鉢は田端に依頼して黒ボタン名簿をハッキングしていました。
黒ボタン狩りは単独行動をしているので、機動力はあまり高くありません。
そこに目をつけたわけですね。
こうして本部長の許可を得て、梅鉢の作戦が結構されたわけです。
老夫婦を乗せた車はあるホテルに着きました。
このホテルは政府が借り上げているもので、黒ボタンを保護するためのものです。
ここなら確かに安全ですよね。
悪魔の指定した期限まではあと10日、ここから出なければ安全です。
老夫婦は改めてお礼を言うのでした。
するとホテルの中から子どもが飛び出してきて梅鉢に抱き着きました。
あの黒ボタン狩りに襲われて、屋上から飛び降りたと思われた家族の子どもです。
どうやら一家全員無事のようです。
梅鉢たちがなんとか間に合ったようで、良かったです。
悪魔の指定した期限まではあと10日。
これからボタンの押下率はどうなっていくのでしょうか。
人類は無事に助かることができるのでしょうか。
このまま押下者が増えなければ、人類は無事に助かるのですが、悪魔が何か仕掛けてこないとも限りません。
どうかこのまま無事に10日後を迎えられますように……。
.
コメント