こちらの記事ではZERO‐SUM 一迅社『悪役令嬢と鬼畜騎士』(猫田)1話のネタバレを含むあらすじと感想を紹介します。
悪役令嬢ツェツィーリア・クラインに転生した主人公。
気づいた時にはすでに第二王子との婚約破棄が行われており、さらにはヒロインの策略により高級娼館で働くことに。
そうして初めて迎えた客は、幼いころに会った美貌の騎士ルカスで…!?
悪役令嬢と鬼畜騎士【1話あらすじ】
悪役令嬢ツェツィーリア・クラインに転生した主人公。
気づいた時にはすでに第二王子との婚約破棄が行われており、さらにはヒロインの策略により高級娼館で働くことに。
そうして初めて迎えた客は、幼いころに会った美貌の騎士ルカスで…!?
悪役令嬢と鬼畜騎士【1話のネタバレと感想】
紺色の髪に、金の瞳。
スーツを品よく着こなした美貌の男。
ルカス・へアプスト公爵子息。
そんな彼がいま、目の前で自分を一晩買ったと言う。
___どうしてこうなってしまったのだろうか。
「夢じゃないのね…」
青ざめながらベッドの中で愚痴る麗しい見た目の女性。
彼女の名前はツェツィーリア・クライン。
学校とバイトに明け暮れていた元女子大生である彼女が、前世の記憶に目覚めたのは断罪日の前日で…
自分が前世でやりこんだ乙女ゲームの悪役令嬢だと気づいた時には、すでにもうヒロインに対して悪役令嬢としての振る舞い(文句を言ったり無視したりお茶会に招待しなかったり)を行ったあとだったので、関係は修復不可能でした。
幸い稚拙な悪行ばかりだったので、修道院送りかと思いきや、小さな理由をなんとかこじつけられて第二王子から婚約破棄されるだけで済みました。
___しかし。
婚約破棄され、家からも絶縁されたツェツィーリアを第二王子は愛妾にしようとしていたらしく…
そんな第二王子の不穏な考えを見抜いたヒロインが、取り巻きの一人である宰相の息子に泣きついたのでした。
ヒロインに惚れている宰相の息子は、なんとツェツィーリアを高級娼館に送ってしまいます。
そして現在…ツェツィーリアは高級娼館にて、女将の憐みの視線を痛いほど浴びていました。
「初めてなのに…そんなにお金に困ってるんだね…」
しかしツェツィーリアには落ち込んだ様子はありません。
修道女から高級娼婦へジョブチェンジしただけ
意外ととポジティブに考えていました。
ほんとうに自分に立場を理解しているのでしょうか?(^^;
そしてついに、ツェツィーリアにお呼びがかかります。
「青薔薇の騎士からご指名よ」
その言葉に、ツェツィーリアは愕然とします。
この青薔薇の騎士ことルカス・ヘアプスト公爵子息。
彼もまた、乙女ゲームに出てくる登場人物でした。
ヒロインと幼馴染で兄妹のように育っており、攻略キャラ並みに容姿に優れ、頭脳明晰、剣を持たせれば無双できちゃうぐらいに強いのです。
そんなチート能力を持つ彼は、ヒロインが幼いころ誘拐されかければ、落ちていた棒で三人の誘拐犯の手足の腱を粉々に砕き…
夜会でヒロインに卑猥な言葉を浴びせて体に触った某貴族は、夜会終了後に、全裸で縛られたうえに拷問を受けた状態で発見されたのでした。
そのためツェツィーリアは、ヒロインにした数々の出来事を思い出し、怯えてしまいます。
しかし、そんなたいしたことはしていないはず…!
どうにか安心しようとするツェツィーリアに、青薔薇の騎士ことルカスが話しかけます。
「持ってる権力と肩書きを遠慮なく使いました」
娼館に?!
うっとりとした表情で語るルカスに、ドン引きするツェツィーリア。
気を取り直し、無駄に時間を稼ごうと話題を振ります。
「食事でもしましょうか」
「済ませてきました」
「お風呂のご用意でも…」
「済ませてきました」
もう準備万端のルカスでした。
一晩しかないからと有効に使うため張り切っています。
「ツェツィーリア」
そう言って間を詰めてくるルカス。
そのままキスをされ、戸惑うツェツィーリア。
思わず押しのけてしまいます。
すると…
「嫌だった?」
ルカスにギロッと怖い顔で睨まれてしまいます。
その顔にビビッたツェツィーリア。
初めてでうまく応えられなくて…と、しどろもどろに言い訳します。
すると勢いよく引き寄せられて、
「初めて?」
驚いたように確認してくるルカス。
誓って初めてであることを伝えると、ルカスは満面の笑みを浮かべます。
そしてもう一つ確認したいことがあると言って、ツェツィーリアの着ているドレスについて尋ねます。
「これは宰相家の息子が用意したものですか?」
ツェツィーリアがそうだと答えるやいなや、
ザクッ
ドレスを剣で切られてしまいました。
殺されてしまう…!
怯えるツェツィーリア。
ドレスを脱ぐよう言われたので、おとなしく従います。
そして脱いだドレスをルカスが剣で壁に突き刺しました。
ドン引きするツェツィーリアに、ルカスは改めて言います。
「これから抱きますね」
さて、一番いいところで終わってしまいました。
このあとのツェツィーリアの運命はいかに!?
ちなみにこのあとの2話は事後の話に続きます。
1話と2話の間の話はコミックで読めるとのこと。
このすぐ後の展開を読みたい方は、コミックを買ってくださいね!
コメント