こちらの記事ではめちゃコミックオリジナル『皇妃様の育児論~2度目は失敗いたしません!~』(Anne/Steak/Jaha)8話のネタバレを含むあらすじと感想を紹介します。
1度目の人生で、息子のレオンと心を許してくれていた皇太子アセンシオを死なせてしまった第二皇妃のエリサ。
息子のレオンに至っては、強く育てるためにあえて厳しく接し、生き残ってもらおうとしたけれど…
結局エリサに利用されていると思い違いをしたまま、レオンは絶望のまま自らその命を絶ってしまいます。
目の前で起きたその出来事に、エリサは絶叫しながら意識を失い、目を覚ますと、死んだはずの息子が幼い姿で目の前に。
2度目の人生は、息子も皇太子も守ってみせる!
エリサは、2度目の人生にリベンジを誓うのでした。
皇妃様の育児論~2度目は失敗いたしません!~【8話あらすじ】
パーティーを終えたエリサと皇太子はレオンが待つ部屋へと向かい、そこで二次会を開きます。
エリサとレオン、皇太子、そして侍女の親しい人たちだけの集まりに、エリサお手製のケーキも食べたりと、二次会は盛り上がります。
皇妃様の育児論~2度目は失敗いたしません!~【8話のネタバレと感想】
皇太子の、エリサを信じるという言葉にプレミール侯爵は何も言わず、礼をしてその場を去りました。
そんなやりとりを遠目で観察していた第一皇妃は、何かありそうだと怪しがります。
そしてパーティは終わり、エリサと皇太子は先に部屋へと戻ったレオンのもとへと向かいます。
レオンはまだ起きていたようで、二人の顔を見るなり駆け寄ってきます。
待ってくれていたことに対して礼を述べるエリサは、二次会をしようと提案しました。
色とりどりのお菓子が並べられたテーブルに、エリサとレオン、皇太子、そして侍女のマリーも参席します。
「レオンのために準備したの。たいしたものじゃないけれど…」
そう言って、エリサが自らテーブルの上に並べたのは、真っ青なケーキでした。
レオンと皇太子は目を輝かせながら、第二皇妃が作ったのか尋ねると、コクンと頷くエリサ。
レオンと皇太子、そして侍女のマリーの三人はワクワクしながらケーキを口へ運びます。
そして同時に冷や汗を流しました。
そんな様子に気づかず、エリサはドキドキしながら反応を待っています。
しかし、俯いたままの三人の様子に察したエリサは
「慣れないことはしないほうが良いですね…」
と沈んだ表情で言います。
慌てた三人は、個性的な味だとかなんとか言ってエリサをおだてながら、その場を切り抜けました。
そして真っ青なケーキを食べたレオンの舌は青色に染まっており、それに気づいた皇太子は笑いながらレオンに鏡を見せて指摘します。
するとレオンも大笑い。
まるで兄弟のように笑いあう二人をエリサが見つめていると、レオンがエリサにも一口ケーキを差し出してきます。
意図がわからずレオンを見つめると、キラキラとした表情でエリサを見つめています。
そこで察したエリサは、ケーキを食べて舌を出し、青く染まった舌をレオンと皇太子に見せると、二人はまたもや大笑い。
そんな二人の様子を見ていると、エリサの胸は温かくなり、満たされた気分になります。
しかしエリサには、この感覚が何なのか分からないのでした。
___この二人をずっと笑わせてあげられたら。
そんな思いをエリサは抱くのでした。
そして二次会が終わり、エリサは皇太子を部屋まで送ります。
その途中で、皇太子は口を開きます。
「レオンは本当に優しいいい子です」
その言葉にエリサは、皇太子もいい子であることを伝えます。
皇太子は照れながら、
「お世辞でも嬉しいですね。だけど僕はもう大きいし…」
その言葉にエリサは察します。
幼くても、周囲の環境が皇太子を子供ではいさせてくれないのだと。
皇太子は、まだ充分子供といっていい年齢なのに。
そして前世の1回目の人生で命を落とした皇太子を思い出します。
足をとめたエリサに、皇太子は心配になって声を掛けます。
エリサは、皇太子に今日会場で起こった出来事の影響で、明日から皇太子が大きなうねりの中心に置かれることを伝え、もう一度、皇太子の気持ちを確認します。
本当に大丈夫なのかと。
その言葉に対し皇太子は、もちろん大丈夫だと余裕の表情で応えます。
そして見送りはここまでで良いと告げて去ろうとしますが、エリサがじっと皇太子を見つめます。
皇太子がどうしたのか尋ねると、エリサは皇太子にお願いしたいことがあると告げます。
その言葉に、やはり何か要求されるのかと皇太子は唇を噛み締めますが、それでもにこやかに何でしょうと問います。
そんな皇太子に対してエリサは、
「本当は大丈夫じゃない、辛いのだと。___そう言ってほしいのです」
その言葉に皇太子は意表をつかれて驚きます。
というところで、今回の話は終わります。
エリサは料理が苦手なんですね(^^;
それでも息子のために一生懸命に慣れないことをしていて、着実に良い母親として前進していっていると思います。
これからどのように二人の子供を守っていくのか、楽しみですね!
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