こちらの記事では『国民ボタン』(鈴木大四郎)9話のネタバレを含むあらすじと感想を紹介します。
悪魔による国民ボタンの騒ぎがひと段落ついた頃、再び悪魔は人類に国民ボタンをつけた。
今度の国民ボタンはひとりひとりの手につけられるタイプで、全員参加型とのこと。
ボタンを押すと黒く色が変わる国民ボタン。
各地で黒ボタン狩りが出現し始めました。
国民ボタン【10話あらすじ】
ボタンを押してしまったひとは外に出なくなりました。
それでも黒ボタン狩りが家へ襲ってきて……
国民ボタン【10話のネタバレと感想】
無事に食事を終えた一家、そこに一本の電話がかかってきます。
それは父親の知り合いからのもので、一家の情報は黒ボタン名簿に記載されているとのこと。
すると玄関のピンポンが鳴りました。
もうすでに黒ボタン狩りに嗅ぎつけられたようです。
もうマンションの外まで黒ボタン狩りが集まっています。
家族の部屋を開けたらなんとドアが開いていました。
いったいどういうことでしょうか。
なかに黒ボタン狩りが入りますが、すでに家族はいません。
短時間で逃げたのでしょうか。
屋上に言ってみると、家族四人分の靴が並んでいました。
おそらく屋上から身を投げたのでしょう。
国民ボタンさえなければ、幸せに暮らしていたはずなのに……。
こんな動画がネット上に溢れるようになってしまいました。
警察でも削除していますが、どんどんアップされるのでキリがありません。
黒ボタン狩りの一斉取り締まりも始まったようですが、今度は逆に黒ボタン狩りを狩る人間まで出てくる始末……もう手に負えないところまで事態はきているのでしょうか。
とうとう警察はインターネットを期日まで使えないようにすることにしました。
そんな中、梅鉢はなにかのデータを見ていました。
彼女はいったい何を考えているのでしょうか?
梅鉢はインターネットの使用中止を待って欲しいと言います。
なにか考えがあるようで……。
テレビではボタンを押してしまった人は家から出ないように呼び掛けています。
もっとも家から出なくても殺されてしまうケースもあるみたいですが……。
動画サイトも黒ボタン狩りの動画ばかり。
しかしインターネットに制限がかからなくなったことを疑問に思う国民もいるようです。
今まではどんどん削除されていたのに……。
日本が民主国家だからと言えば、それまでなのですが……。
あるカフェではひとりの男性が黒ボタン狩りを邪魔だと言い切っていました。
これはどういうことなんでしょうか?
もしかして、この男性は悪魔の仲間なんでしょうか?
ずっとブツブツと呟いていて、怪しい印象です。
ここに来て、完全に国民ボタンの押下率は止まりました。
これだけ黒ボタン狩りが増えれば当然ですよね。
悪魔の言っていた期限まではあと10日、残りは18%、何とも言えない微妙な数字ですよね……。
黒ボタン狩りはボタンを押してしまったひとがいたら、すぐに見つけられるようにパトロールをしているようです。
確かに自分のためにボタンを押してしまった人のせいで、みんなのために押さなかった人が死ぬなんて、とても理不尽ですよね。
そこに新しい押下者の情報が入りました。
どうやらこの近くに住む60代の夫婦のようです。
黒ボタン狩りたちは急いでその家に向かいます。
ところで黒ボタン狩りはどうやって情報を手に入れているのでしょうか?
目撃情報の集まるサイトでもあるのでしょうか?
彼らがその家に行ってみると一番乗りだったようです。
動画サイトに投稿するようにカメラも忘れずに回します。
ピンポンを押しても反応はなく、電気もついていない家。
黒ボタン狩りのひとりが裏口にまわってみると、カーテンの隙間から震えながら抱き合うよう老夫婦を見つけました。
この夫婦はいったいどうなってしまうのでしょうか?
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