こちらの記事ではZERO‐SUM 一迅社『悪役令嬢と鬼畜騎士』(猫田)5話のネタバレを含むあらすじと感想を紹介します。
悪役令嬢ツェツィーリア・クラインに転生した主人公。
気づいた時にはすでに第二王子との婚約破棄が行われており、さらにはヒロインの策略により高級娼館で働くことに。
そうして初めて迎えた客は、幼いころに会った美貌の騎士ルカスで…!?
悪役令嬢と鬼畜騎士【5話あらすじ】
ツェツィーリアの前に突然魔狐が現れ、絶体絶命のピンチ!
そしてそこに颯爽と現れるのはやはりあの男で…!?
悪役令嬢と鬼畜騎士【5話のネタバレと感想】
「魔狐がきたぞ!」
護衛の兵士たちはザワっとします。
ツェツィーリアがいるこのベルン王国のすぐ隣は大きな森林地帯となっているのですが、大型の魔獣が入り込めないように防御陣が敷かれています。
しかし小型の魔獣はその陣を通り抜けられるようで、極まれに王都のはずれに出没するらしいのです。
護衛の兵士たちは魔獣には特化していないらしく、ツェツィーリア逃げて!状態で、ツェツィーリアは皆を残して逃げるわけにはいかないとその場は膠着状態。
そんなとき____
ドサッ
突然何者かに馬車へと投げ込まれたツェツィーリア。
そして即座にその馬車に高密度の防御陣が張られます。
ちなみに王の間など重要な場所に張られるほどのもののようです。
こんなチートができるやつなんて、一人しかいません。
そう、ルカスです。
1ページ分使って颯爽と現れた彼は、バッタバッタと魔狐をなぎ倒し、その場はシーンと静まり返ります。
そして遠くからじっとルカスに見られていることに気づいたツェツィーリア。
しかしすぐにルカスから背を向けられてしまいます。
ツェツィーリアはこのとき、『ルキ』のことを思い出します。
『ルキ』は幼い頃の彼女にとって、いつの間にか憧れの相手になっていたようで…
ルカスを見てドキドキしている自分を、
「吊り橋効果ってことね!」
美形なうえに強い騎士とか乙女なら普通にときめくはず!
と納得します。
そして場面は変わって現在に戻り____
ツェツィーリアは過去の夢から目覚めます。
ツェツィーリアはベッドに寝かされており、そばには上品な淑女がいました。
彼女は侍女長のハンナで、用があれば何でも言ってほしいとにこやかに言われます。
ツェツィーリアは戸惑います。なにせさっきまで娼館にいたのですから。
そしてルカスとの初夜を思い出し…
あれ、もしやここは___
と思い当たったところで
「ここは俺の家ですよ」
はい、でました! ルカスです!
ルカスはツェツィーリアの体調を尋ねながらどんどん近づいていき、周囲に侍女長たちがいるにも関わらずツェツィーリアにキスをします。それも濃厚なやつです。
「そこまでにしてください」
さすがに侍女長が止めに入りました。しかも目が笑っていない笑顔で。
ルカスはキスをやめますが、
「ツェツィが可愛いから悪いんじゃないかな?」
と言ってまたキスしようとしたところで
「ルカス様?」
背景にゴゴゴゴーッという擬音が入りそうな笑顔で再度止めに入る侍女長。
実は侍女長はルカスの乳母だったので、こんな態度でも許されているのでした。
「昨夜のように無理をさせてはいけませんよ」
という侍女長の言葉に、ツェツィーリアは昨夜とはなんのことだと考えます。
もちろん昨夜のことはルカスと彼女しか知らないことで、ルカスがわざわざ言うとは思えない…
ちらっとルカスのほうを見ると、ルカスは素晴らしい笑顔で自分の胸をトントンします。
つられてツェツィーリアも自分の胸に視線を落とすとそこには___
胸のあちらこちらにキスの痕が残っているのでした。
そして顔を真っ赤にしたツェツィーリアが声にならない悲鳴をあげて、5話は終了です。
さて、今まで過去話が多めだったので、次回からは本格的に今後の進展がありそうですね。
ツェツィーリアとルカスの今後が気になります!
コメント