こちらの記事ではコミックトレイル『そんな家族なら捨てちゃえば？』（村山渉）18話のネタバレを含むあらすじと感想を紹介します。
『そんな家族なら捨てちゃえば？』は、家族との付き合いで悩んでいる令太郎（れいたろう）のお話です。
妻である和美（かずみ）に家での生活の細かいルールが決められ、それが守れないと暴力を振るわれていた令太郎。
そんな中、令太郎は和美から娘の一花（いちか）のためにも、形だけでも夫婦になろうと告げられて…？
そんな家族なら捨てちゃえば？【18話あらすじ】
和美から突然、「一花のためにも【形だけでも】夫婦になりましょう」と告げられた令太郎。
しかし、そんな2人の会話を娘の一花は聞いており、悶々としてしまいます。
一方で、一花のためにもスクールカウンセラーのいる学校へと訪れた令太郎と和美ですが…？
そんな家族なら捨てちゃえば？【18話のネタバレと感想】
『そんな家族なら捨てちゃえば？』18話の内容をネタバレしてしまうと….
・和美の本心とは…？
といった内容に。
ここからは詳しくネタバレを含む感想をご紹介していきます。
両親の仲について考える一花
今回はもう、お話のラストの荻野と令太郎のシーンがぞわぞわっとするもので、次回のお話にもまた大きな波風が立ちそうな気がします。
とりあえず、お話はそんなラストについて、順に説明していきます。
まずは、令太郎が帰宅した際、和美はそんな令太郎のことを玄関で迎え入れます。
これ、1話だと考えられない展開ですよね。
物音を極力立てないように帰宅していた令太郎と、令太郎がいないものとして生活していた和美。
そんな時代を思うと、2人の距離が少しずつ近づいているなぁと思えるシーンです。
そこでは和美からは「一花のためにも、形だけでも夫婦になりましょう」なんて告げられた令太郎。
和美は、「担任の荻野先生がそう言っていたから」なんて言って、不登校気味の一花にもスクールカウンセラーを紹介するのですが…ここポイントになってくるのが【荻野先生に言われたから】なんて和美が話しているところなんですよね！！
さて、一方で、そんな会話を一花も聞いてしまいます。
こんなの親同士が話していたら、少なからずショックを受ける内容だと思いますし、一花も勿論もやもやとし始めます。
ただ…一花がもやもやしている理由はそれだけじゃなくて、今の一花が最も引っかかっているのは母親が荻野の話を聞いて従っているところでした。
「お母さんがお父さんに、セロハンテープを超えて良いって優しくし始めたのは、私がお父さんの部屋を占領したとき（12話）。けれど、そんなお母さんが荻野先生と話をしたのは、その翌日（13話）なの。…だからきっと、お母さんがお父さんに優しくし始めたのは、荻野先生に言われるよりも前なはずだから。…だからきっと、お母さんが、お父さんに優しくしようと思ったのは【人から言われたからじゃない】って私は思うんだ…」
そんな話を、光や最近出来た友達が集まる中で話す一花。
一花の家族事情を詳しく知らない友人たちまで、一花の家族を心配してくれているところが良いなぁと思える関係ですし、なにより、一花が自分の考えをここまで話せるなんて！！！！
もともと口下手なのと、母親の影響で中々周りと打ち解けられずにいた一花ですが…今は過干渉だった和美と離れる中で、少しずつ良い方向へと進んでいます！！
光とも変わらず仲良いみたいですし…本当に、このまま一花に何かトラブルが起きたり、辛い出来事が今後、何も起こらないと良いのですが…。
和美の本心とは…？
その後、令太郎と和美、そうして一花は、学校に来ているというスクールカウンセラーに会いに行きます。
正直言うと、このスクールカウンセラーの方が、お話に出てくる大人の中で一番信用できるように思います。
専門的な知識を持っていて優しそうな女性である、スクールカウンセラーの真木。
そんな真木が今後、一花の支えになってくれれば良いなぁと思えたシーンでした。
さて、その後、一花はスクールカウンセラーと話すことになり、別室には和美と真太郎が残されます。
そうしてそこでは、和美は自分の考えをゆっくりと語っていました。
「あの子は…私と同じで内向的で…ちょっと話すのが苦手なだけで、病気ではないはずなの…。私が空気を読めず、人と話がかみ合わないのと同じで、あの子が教室に一人でいると…私まで苦しいわ。あの子は…私と同じなのに」
このセリフ、めちゃくちゃ和美の心境が詰まっていると思います。
とにかく、一花のことを大切にしている和美。
そんな和美にとっては、一花が1人で教室にいたり、不登校になったりしていることが可哀想だと決めつけているんですよね。
だって、【私とあの子は同じ】だから、1人だと寂しいはず。
…以前、14話で担任の荻野も感じていましたが、一花自身を見ているわけではなく、いつも一花と自分のことを重ねて見ている和美。
そんな気持ちがよくわかる台詞でした。
ただ、一方で、そんな和美の話を聞いた令太郎は「和美と一花は同じじゃないよ。ちゃんと気持ちをもった、別の人だよ」なんて、正直に告げてしまいます。
そんなことから、何故かそこで泣いてしまった和美。
そんな和美の心境についてはまた後のお話で明かされるとは思いますが…一花と自分が同じじゃないなんて言われたことがショックだったのかな…？
令太郎の方も、なんで急に和美が泣き出したのかわからず、その後、どうしてよいのか分からない様子でした…。
そうして！！！
今回の1番の見どころシーンですが、一花の担任である荻野が、和美の泣いている様子を見ると、令太郎のことを呼び出します。
そこでは、令太郎に「なんで奥さんのことを泣かせたりして、大切にできないんですか？」なんて言っちゃう荻野！！
もう、荻野が散々、令太郎と和美の関係を引っ掻き回してくるんです！！！！！！
…以前のお話の中では、和美のことを『可愛い人だな』なんて考えているシーンがありましたが（12話）、とにかく、和美の家の事情に首を突っ込んでくる荻野。
面白がっているのか…和美に惹かれているのか分かりませんが、とにかく、トラブルメーカーであるのは確かです！！！
今回のお話のラストは、令太郎と荻野のそんなシーンで終わってしまい、次回が凄く気になる展開でした！！
次回のお話も楽しみです！
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※本ページの情報は2021年12月時点のものです。最新の配信状況は各サービスのサイトにてご確認ください。
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