こちらの記事では『侯爵令嬢は手駒を演じる』(白雪しおん・橘千秋・蒼崎律)3話のネタバレを含むあらすじと感想を紹介します。
子どものころから演じることが大好きだったジュリアンナ。
大人になっても変わらずに、その特技を活かした密命を受けることに……。
幼いことに出会っていたジュリアンナとエドワード王子。
エドワードの願いはジュリアンナが自分の手駒となることで……!?
侯爵令嬢は手駒を演じる【3話あらすじ】
王子の願いを一度はきっぱりと断ったジュリアンナ。
しかし王子の願いを断り切れるわけもなく……
侯爵令嬢は手駒を演じる【3話のネタバレと感想】
エドワード王子の願いをきっぱりと断るジュリアンナ。
しかしエドワード王子は、ジュリアンナに拒否権はないと言います。
突然、お菓子を食べてもいいかと尋ねるジュリアンナ。
許可を得たジュリアンナは食べながら作戦を考えます。
断った者の、王子の願い事なんて従わないわけにはいきません。
どうせ願いを聞くのは一度きり、なら今までの経験を活かして「王子の手駒」という役を演じ切ることにしたのでした。
そして具体的には何をしたらいいか問い返すジュリアンナ。
実はこの国は国王派と協会派にわかれてしまっています。
王家の三柱を中心とした国王派の貴族と、王都教会を拠点としたマクミラン公爵と第一王子の派閥である教会派です。
教会は多額の寄付金の力で聖職者が増えたことで、徐々に腐敗していきました。
いっそ教会を潰してしまいたい勢いですが、末端の信者は純粋に信仰していますし、薬師や看護師の養成機関でもあるので、そういうわけにはいきません。
そして新情報として、教会派に側妃であるビアンカがついたとのこと。
国王には正妃と二人の側妃がいますが、ビアンカは財政を困窮させる原因となる妃。
そんな人物が教会派についたなんて、どうも怪しいですね。
教会に潜入させていたスパイによると、地下でサバト……悪魔召喚の儀式が行われてるという情報が入りました。
ジュリアンナは、教会派が一番警戒しているのはエドワード王子ではないかと推理します。
さっき侍女が退室するときにジュリアンナを見た視線からそれを感じ取ったのです。
あの侍女はきっと教会派のスパイでしょう。
ジュリアンナへの使命は、教会に潜入してサバトについてや信者から巻き上げたお金が何に使われているのか調べてほしいとのことでした。
なんとジュリアンナの父である、ルイス宰相の許可はもう得ているとのこと。
確かに第三者であるジュリアンナが王子のスパイになるなんて教会派としては予想外でしょうね。
こうしてジュリアンナは王子の手駒となったのでした。
ところでジュリアンナは今までいろんな役を演じてきましたが、悲劇のヒロインは演じたことがないらしいです。
それだけ言い残すなり、部屋を出ていくジュリアンナ。
部屋を出るなりジュリアンナは泣き崩れます。
ジュリアンナはエドワード王子を慕っていたのに、他の女性と勘違いして呼んだと……こうすれば、ジュリアンナとエドワード王子が協力関係にあるとは誰も思いませんよね。
それにこれくらいの仕返しはしてもいいですよね?
翌日、友人のカルディアの家へ遊びに行ったジュリアンナ。
事の次第を話すと、カルディアは楽しそうに笑いました。
泣いて懇願すればエドワード王子も考えを変えるかもしれないというカルディアに、弟のヴィンセントがいずれ継ぐ家の名前に傷をつけることはできないと言います。
教会へはただのジュリアンナとして、潜入しなくてはいけません。
家に誇りが持てないジュリアンナ、それは妻を亡くして以来子どもたちを放置している父のせいでした。
家ではなく国の為に働けることをジュリアンナは感謝しているようです。
今まで多くの役を演じてきたジュリアンナに演じきれない役なんてありません。
カルディアはジュリアンナからの報告を楽しみにしているというのでした。
教会に向かう馬車の中、危険な目にあうであろう、主人のジュリアンナを侍女のマリーは怒っているようです。
見習い看護師として潜入するジュリアンナ。
終わったらマリーのもてなしを楽しみにしていると告げます。
そしてジュリアンナは教会へと乗り込んだのでした。
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