こちらの記事では『十三歳の誕生日、皇后になりました。』(青井みと・石田リンネ)2話のネタバレを含むあらすじと感想を紹介します。
十三歳の誕生日、後宮入りを願い出た莉杏。
しかしそこにいたのは、皇帝ではなく……!?
前回のお話では、次期皇帝である暁月との婚姻の儀式を済ませた莉杏。
朱雀の加護も受け、この国を二人で立て直そうと決意しました。
十三歳の誕生日、皇后になりました。【2話あらすじ】
莉杏の祖父・蕗登朗が捕らえられました。
そして宰相になるように命じます。
十三歳の誕生日、皇后になりました。【2話のネタバレと感想】
十三歳になったその日に、皇后になった莉杏。
そこにある報告が入ります。
それは、蕗登朗……莉杏の祖父を捕らえたとのこと。
暁月は悪い扱いはしないといいますが……。
祖父は莉杏の姿を見るなり、心配していた胸の内を語りました。
暁月曰く、蕗登朗は、「まとも」な人間とのこと。
事後報告になりますが、蕗登朗は皇后の祖父。
本当に暁月が皇帝になったことをにわかに信じられない様子の蕗登朗。
城内の噂では、先代の皇帝を暁月が殺したと言われているようです。
あくまで先代は病死という暁月。
皇太子にも後を託されたと言います。
それを信じない蕗登朗は白楼国ともやり取りをしていると言います。
暁月は目的のために利用するらしいですが……。
暁月が莉杏を皇后にした理由のひとつが蕗登朗の孫娘だということ。
暁月は蕗登朗に宰相になるように命じます。
渡された書類を見ると、そこにはこの国を救うための計画が記されていました。
これはこの国を救う最後の賭けという、暁月。
莉杏は陛下と一緒にこの国のために頑張ると言います。
蕗登朗は大変な道ではあるが、この命は暁月に託すと言いました。
ただし、万が一のときは莉杏をこの国から逃がしてほしいと言います。
そして孫娘に新しい皇帝に命がけでお仕えするように言うのでした。
皇帝の部屋へと案内された莉杏。
莉杏はしばらくこの部屋で暮らすようです。
後宮は維持するだけでも大金がかかるので、行く当てのない女官しか残っていないのだとか。
暁月は城から、馬鹿を叩き出すらしいです。
もしここに武官が来たら、助けを乞うようにと莉杏に言います。
しかし莉杏は一人だけ助かるつもりはありません、皇帝の妻として皇后の勤めを果たす覚悟とのこと。
暁月は俺たちは夫婦なのだから、莉杏がもし死んでしまったら一緒に生きていくことができない、莉杏が生きていれば俺が助けてやると言います。
やっとその言葉に莉杏も納得しました。
気を付けて……と暁月を見送る莉杏なのでした。
ひとり窓から月を見上げる莉杏。
暁月が無事なのか気になって仕方ないようです。
するとどこからともなく足音が聞こえてきました。
何かを探しているようです。
机の陰に隠れる莉杏でしたが、足音の正体は暁月でした。
思わず安堵して莉杏を抱きしめる暁月。
無事で安心したようです。
もう寝ることにした二人。
一緒の寝台に寝るわけですが……、莉杏には皇后の勤めが具体的にはわかっていません。
呆れる暁月でしたが、誤魔化すために皇后の務めは寝ている皇帝を守ることと言います。
だから側で寝るわけですね。
また寒い時期には寝台を温める役目もあるのだとか?
なかなか眠れない莉杏。
暁月は問題を出します。
自分がこの国を助けようとしている理由は?と。
莉杏は理由が必要なのか、わからないようです。
自分の生まれて育った国だから守って当たり前。
大人には事情があるんですね……。
翌日、棺前即位の続きがあるから、立ち会いをするように暁月に言われた莉杏。
承認の儀式とは、三令と三将軍が新たなる皇帝に忠誠を誓い、朱雀へと報告する儀式とのこと。
皇帝を主君として、そして皇帝も臣下を認める大事な儀式です。
儀式が始まります。
三令と三将軍が集まる中、暁月はなんと儀式の中止を宣言します。
誓文がなんと血まみれになっていたのです。
これでは儀式は行えません。
誓文に触れることができるのは、ここにいる人間だけ。
この中に裏切り者がいるのでしょうか……。
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