こちらの記事では『神客万来!』(ねむようこ)1話のネタバレを含むあらすじと感想を紹介します。
あるホテルで住み込みで働くことになってみちる。
でもこのホテルは普通のホテルとは違うようで……。
神客万来!【1話あらすじ】
みちるはホテルの客室係。
今日のお客様は優しそうな老紳士で……
神客万来!【1話のネタバレと感想】
あるホテルの新人客室係であるみちるは、あるお客様をお迎えします。
見た目はとっても優しそうな老紳士、お祭りに行った帰りのようで水風船やスーパーボールをお土産に持ってきてくれました。
みちるはさっそくお客様の荷物を持って、客室へと向かいます。
部屋に着くなり、お客様はスーツケースの中身を全てクローゼットに掛けておいて欲しいと言います。
みちるがクローゼットを開けてみると、中には1泊とは思えない量の洋服が入っていました。
女将曰く、今日のお客様は毎年この近くのお祭りに参加していて、その帰りにホテルに泊まっていくとのこと。
とってもオシャレが好きな方だけど、いつもは仕事で決まったユニフォームしか着ることができないから、ここにいる間は思い切りオシャレを楽しんでいるとのことでした。
そしてお食事をとても楽しみにされているとのこと。
みちるは厨房に食事を取りに行きます。
すると、調理担当の瑞希から遅いと怒られてしまいました。
瑞希が怒るなり、料理長がみちるを庇います。
なんでもみちるはやっと見つけた客室係なのだとか?
話が呑み込めないまま、みちるは料理をお客様のお部屋へと運びます。
みちるが料理のフタを開けるとそこにあったのは、ハンバーガーにピザにドーナッツ……ジャンクフードばかりです!
しかしお客様はこれがいいと仰います。
どういうことなんでしょうか?
みちるはインスタントの焼きそばを作りつつ、お客様のいつもヘルシーなものばかり食べているから、たまにはこういうのが食べたくなるという言葉を耳にします。
昔はものがなかったので、こういうお菓子などがごちそうだったみたいです。
この国は大きな戦争がたくさんあったせいで、食べるものに困る時代がずっと続いていたと……。
そして今は若い子の間で何が流行っているか聞かれます。
みちるは少し考えて、タピオカと答えました。
タピオカに興味を示したお客様は、来年来たときに飲んでみようかなと仰いました。
そしてしみじみと豊かな時代になって、食べることを楽しめるっていいね、と呟くのでした。
翌日、掃除をしつつ昨日のお客様の様子を思い出します。
果たしてタピオカブームは来年まで続いているのでしょうか?
みちるは意を決して、休憩時間にタピオカを買いにいくことにしたのでした。
女将は、ちょうどそこにいた瑞希に町に買い出しにいくなら、みちるも乗せておくようにと言います。
街はちょうど祭りのあと、後片付けのために通行止めになっている個所もありつつも、何とか街についたのでした。
みちるたちが目当てのタピオカ屋さんにいくと大行列です。
みちるが並んでいる間に、瑞希は買い出しにいくそうです。
瑞希の買い出しが終わっても、みちるはまだタピオカを買えていません。
あと2組……というところで、なんとタピオカが完売してしまいました。
もう一軒のタピオカ屋さんも完売……。
タピオカ、大人気ですね。
お客様の言葉は心に残ったみちる、自分にできることを何かしたいと思ったとのこと。
そこでみちるは、来る途中に祭りの後片付けをしていたことを思い出しました。
もしかしたら……、まだタピオカ屋さんが開いていました!
無事にタピオカを買えたみちるは急いでホテルに戻ります。
ちょうどお客様はお迎えが予定より早く来たらしく、お帰りになるところでした。
お客様は神話に出てきそうな神様の格好をしています。
実際、このお客様は神様でした。
ホテルでの滞在を満喫してくださったお客様。
祭りの供物は味気ないそうです(笑)
来年も来ることを約束しつつ、みちるはお土産にタピオカを渡しました。
わざわざ買ってきてくれたことを喜んでくれた神様は、みちるの額に軽く触れます。
触れた場所からは光が溢れるのでした。
みちるはこれがどういうことが改めて聞きます。
すると女将の答えは、ここは人外専門のホテルとの答えでした。
みちるはそんなこと、初めて聞きました。
しかしやっと見つかった就職先、これからも一生懸命働くことを女将に約束します。
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