こちらの記事では『悪役令嬢、時々本気、のち聖女。』(武浦すぐる)36話のネタバレを含むあらすじと感想を紹介します。
この物語は内気な令嬢・エリカが敢えて悪役令嬢を演じることにより、社交的になろうと奮闘する物語です。
エリカはエサルドの街をレオンスお兄様と一緒に散策することになります。
悪役令嬢、時々本気、のち聖女。【36話あらすじ】
街の散策に出たエリカとレオンスお兄様。
買い物をしていると、さっそくトラブルに出くわして……。
悪役令嬢、時々本気、のち聖女。【36話のネタバレと感想】
街に出たエリカとレオンスお兄様。
街にはいろいろなものが売られていました。
その中でもエリカが気になったのは「恋愛成就の壺」
なんでもこれは一点限りの貴重な品物で、毎日丁寧に磨けば恋が叶うらしいです。
本当でしょうか?
レオンスお兄様におねだりして、この壺を買ってもらうエリカなのでした。
わがままなお嬢様の役ですしね。
そんな時、向かいの店から悲鳴が聞こえてきました。
店主らしき人物がドアのところに倒れています。
慌ててエリカが駆け寄ると、店内で男がその店の娘らしき女性をむりやり抱きしめていました。
やめさせようととめに入るエリカ。
中には仲間の男たちがいて、自分たちはペレ様に雇われた採掘師であること、自分たちに逆らうことはペレに逆らったことと同じとわかっているのかと脅します。
でも嫌がる女性にむりやり触れるなんて最低ですよね。
エリカは手を離させようと、魔法・ルーペントを放ちます。
これが目くらましとなり、無事に女性は逃れることができました。
しかしこれで完全に怒った採掘師たちは、エリカを睨みつけます。
怖いと思うエリカでしたが、こんなとき悪女だったら……と想像し、毅然とした態度を見せます。
そこに騒ぎを聞きつけた警備士がやってきました。
エリカは採掘師たちがこの店の主人と娘に乱暴をしたことを報告します。
しかし警備士は採掘師に失礼だから謝るように、エリカに言ってきます。
何でも採掘師は丁重にもてなすようにペレから通達があったとか……こんな騒ぎを起こしてしまっては店は続けられないとも言います。
そんなの、ひど過ぎます!
こんなバカなことが許されていいわけありません!
エリカは警備士に、あなた達が守るのは街の人であること、好き勝手にふるまう無法者を見て見ぬふりをするのなら、王室にこの街のありのままの姿を訴えると言い出します。
王室と聞いて、警備士たちは笑い出します。
普通の女の子ならそんなことできるわけありませんもんね。
でもエリカには「身分」があります。
父に報告するだけでなく、王立学院の友人にも伝えるとのこと。
王立学院に通っていると言えば、ある程度身分を匂わすことはできますよね。
それでも逆上した採掘師はエリカに襲い掛かってきます。
それを助けたのはレオンスお兄様でした。
レオンスは王室直属の者であることを明かします。
そして警備士に本当に何を守るべきひとは誰か考え直した方がよいと思うと告げます。
その言葉が響いた警備士は、店の主人と娘に頭を下げるのでした。
この様子を見ていた街の人たちは大喜び。
エリカとレオンスお兄様に口々にお礼を言います。
採掘師たちは居心地が悪くなったのか、去っていきました。
これで事件は一件落着でしたね。
やっぱり騒ぎに巻き込まれてしまったエリカでしたが、街の人々に喜んで貰えて、少しでも不正を正すことができたので、結果としてオッケーですよね。
それにしても採掘師は本当にやりたい放題でしたね。
これに耐えていた街の人々の苦労は大変なものだったでしょう……。
この件をきっかけに、少しはおとなしくなればいいのですが……
今後、エサルドの街はどうなっていくのでしょうか。
とっても気になるところで、お話は次回へと続きます。
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