こちらの記事では『悪役令嬢、時々本気、のち聖女。』(武浦すぐる)35話のネタバレを含むあらすじと感想を紹介します。
この物語は内気な令嬢・エリカが敢えて悪役令嬢を演じることにより、社交的になろうと奮闘する物語です。
エサルドの街についたエリカ一行。
この街では、行政官の悪政がはびこっていて……。
悪役令嬢、時々本気、のち聖女。【35話あらすじ】
エリカたち一行がたどり着いたエサルドの街では行政官の不正が堂々と横行していました。
これを何とかしようとするエリカたち一行ですが……。
悪役令嬢、時々本気、のち聖女。【35話のネタバレと感想】
リザベルは「いつ来るかわからない行政官の監査を待っているより、わがままなお嬢差さま一行が不正の現場を押さえた方がいい」と言い出します。
「わがままなお嬢さま」はもちろんエリカのポジションですね。
でももしかしたら大きな街ですし、エリカの正体を知っている人がいるかもしれません。
リザベルはあまり公の場に出てこなかったので、ほぼ顔を知られていないことが今回は幸いしたと言います。
リザベルはこの前の王都で開かれた婚約披露パーティーにも、エサルドからは誰も招待されていないことは調査済とのこと。
もちろん殿下の顔はバレているので、別行動ですが……。
リザベル、すっごく有能ですね。
むしろ政務官に向いているんじゃないでしょうか?
しかしリザベルは平凡な結婚をして、旦那様を支えるのが夢というささやかな夢を持っていました。
なんだかちょっと意外ですね。
さあ、エサルドのこの件、わがままお嬢さま・エリカの出番です!
宿に就いた一行。
さっそくエリカは待たされていることに対して、わがままを発揮します。
どうやら宿に泊まるのにも行政官の許可がいるとのこと。
街に入るときにも乗り入れ代を取られたし……とエリカはわがまま言いたい放題です。
これで注目を集めることには成功しました。
それにしても、何をするにも行政官の許可が必要で、早く許可してもらうには賄賂がいるなんて本当にひどい街ですよね。
やっと許可が出たようで部屋に案内されます。
エリカの世話役として、ネルというメイドが挨拶にやってきました。
エリカはネルに、行政官はこんなにお金をとっているんだから、街の人の生活も豊かなのよね?と尋ねます。
しかしそのお金は行政官のふところに入るばかりで、街のひとのためには使われていませんでした。
なんでも行政官のペレは、他の場所から多くの採掘師を雇ったとか……。
この採掘師たちが問題ばかり起こしていて、街の人は迷惑しているようです。
確かにエリカが馬車の中から見た街は、なんだか嫌な雰囲気に包まれていました。
元々は交通の要所として栄えていたこの街も、すっかり閑散としてしまったとのこと。
みんな余計なお金を払いたくないので、遠回りしてバルサットという街を経由しているようです。
このままだとエサルドの街はどんどんさびれてしまいます。
エリカ、貴重な情報を得ましたね!
宿をレオンスお兄様と殿下が訪ねてきました。
殿下は騎士2人と旅の途中の兄弟ということで、少し前からこの街に滞在しています。
リザベルとマティアスは離宮でみんなの留守をまもっているようです。
それにしてもここまで不正だらけなのに、状況が王都に伝わってこないのは問題ですね。
こんなに堂々と不正をしているのに……。
ちなみにエリカは明日は街をレオンスと一緒に散策する予定とのこと。
殿下からは、ひとりにならないこと、危ないことに首を突っ込まないことなどクギを刺されます。
わかっているというエリカですが、なにかひと騒動起こりそうな予感がします。
エリカは街で何に出会うのでしょうか?
事件が起こらなければいいのですが……。
とっても続きが気になるところで、物語は次回に続きます。
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