こちらの記事では漫画アクション『女性の死に方』(作画:あらいぴろよ 原作:西尾元(兵庫医科大学法医学講座主任教授))5話のネタバレを含むあらすじと感想を紹介します。
『女性の死に方』は、作品を監修している現役法医解剖医の西尾元(にしおはじめ)が、実際に見てきた女性たちを取り上げたお話です。
5話では、14歳の女の子が、突然湯船の中で、亡くなってしまっているのが見つかるのですが…?
女性の死に方【5話あらすじ】
その日、運ばれてきたのは、突然湯船の中で亡くなってしまったという中山(なかやま)という、14歳の女の子で。
しかし、いくら調べても溺死ではない様子の中山。
そんなことから、西尾はもう少し、調査を続けて…?
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女性の死に方【5話のネタバレと感想】
『女性の死に方』5話の内容をネタバレしてしまうと….
・『死を見つめることで、助けられる命がある』と話す西尾
といった内容に。
ここからは詳しくネタバレを含む感想をご紹介していきます。
まだ若い中山の死亡原因は溺死ではなく…?
その日、運ばれてきたのは湯船で亡くなったという中山で、14歳のまだ若い女の子でした。
しかし、解剖を続ける中で、そんな中山が、溺死ではないと気付いた西尾。
というのも、通常、溺死に見られるはずの、肺に水が入っていなかったのです。
それから、溺死の多くは酩酊している人だったり、寒暖差で血圧が乱れて倒れてしまう『大人』に多い現象で、そんなことから余計に、今回の中山の死亡原因が気になる西尾は、【遺伝子検査】をしたいと口にしました。
遺伝子検査に関しては、中山の家族の許可が必要だからと、被害者の家族に許可をもらいにいく西尾。
けれどここ、解剖医自身が説明に行くんですね!?
なんとなく、解剖医さんって、刑事ドラマでの印象しかなくて、室内に篭りっきりで仕事をしているのかな?なんて思ったものの、こんなふうに遺族に会いに外に出たりするんですね!
読んでいて驚いた内容でした!
そうして、中山の母親の元を訪れた西尾でしたが、母親からは遺伝子検査の提案を断わられます。
実は、以前に夫も自宅で突然死をしていたことから、中山の母親は遺伝子に原因があると聞くと悩んでしまうんですよね。
「だって…もし、そんな遺伝子のせいで突然死をしてしまうと分かったら、まだ生きている私も、私の子も、ずっとその遺伝子に怯えて暮らさなければならないでしょう?」なんて怯えながら話す中山の母親。
確かにその通りですよね…。
ですが、悩む母親に対して、西尾はその後、納得できる言葉を返すことになります。
『死を見つめることで、助けられる命がある』と話す西尾
前回の妊婦とその赤ちゃんが亡くなってモヤモヤしていた助手に対して、「僕たちが死を見つめることで、助けられる命があるから」と声をかけていた西尾。
ずっとモヤモヤしていた助手でしたが、西尾と中山の母親のやり取りでそれを実感するんですよね!
遺伝子検査を断る母親に対して、西尾の方は、遺伝子検査の結果から、もし遺伝が原因で突然死することがわかれば、そうならないためも予防もできることを告げます。
所謂、亡くなった中山から、生きてる家族へと警報が送られてきている感じですよね?
そんな話を聞いて、中山の母親が遺伝子検査を受けるまでの流れは、もうドキドキした内容でした。
でも、遺伝的にも突発的に亡くなる危険性が持つ遺伝子を持っているって怖すぎますね!
それも、それらって知らず知らずのうちに、遺伝子が同じな子供にも渡っていくわけですし、本当に難しい問題だなと思います。
でも確かに、うちの家系は〇〇系の体型の人が多い、うちの家系は□□系の病気が多いなんて誰しもあるわけで、さらに結婚して子供ができれば、また更に、色々と遺伝子構造については変わってきますよね?
なので、すごく怯えて過ごす必要はないものの、周りを見て、自分も予防して…なんて生活は、やっぱり大切なんだなぁと思えるお話でした。
今回は、14歳のまだ若い中山から、監察医の西尾を通して、同じことを繰り返さないよう、家族へと声が伝わったお話かなと思います。
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