こちらの記事では漫画アクション『女性の死に方』(作画:あらいぴろよ 原作:西尾元(兵庫医科大学法医学講座主任教授))6話のネタバレを含むあらすじと感想を紹介します。
『女性の死に方』は、作品を監修している現役法医解剖医の西尾元(にしおはじめ)が、実際に見てきた女性たちを取り上げたお話です。
6話では、アルコール依存の患者についての話となって…?
女性の死に方【6話あらすじ】
思い出す様に、自分が診てきたアルコール依存症で亡くなった人たちの話をする西尾。
そんな中で西尾は近年、アルコール依存症で亡くなる人は以前に比べ、女性が多くなっていることを感じていました。
ですが、そんな暗い話に、助手は明るく声をかけて…?
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女性の死に方【6話のネタバレと感想】
『女性の死に方』6話の内容をネタバレしてしまうと….
・悩みがありながらも、いつも前向きな助手は…?
といった内容に。
ここからは詳しくネタバレを含む感想をご紹介していきます。
アルコール依存症で亡くなった患者を思い出す西尾
今回のテーマはアルコール依存症。
ふと、西尾の「アルコール依存症の人は、細い人が多いんだよね」なんて会話から、お話は始まります。
アルコール依存症はその名前の通り、アルコールをやめられなくなる人の病気で、そのうち、アルコール以外のものを口にしなくなる人が主だといいます。
それから、ダイエットに関しての話題も中には出ましたが、ダイエットで食事を抜く人は、生きていくのに必要なブドウ糖が足りない場合、脂肪を燃焼して補います。
しかし、一方のアルコール依存症の人に関してはアルコールしか体内にないため、燃焼する脂肪も無くなって…そうして、ガリガリになってしまうのです。
ちなみに、西尾の元に運ばれてきたアルコール依存症の方もガリガリに痩せた体をしており、死ぬ間近まで本当にお酒しか口にしていなかったようです。
ただ、その人の亡くなった病名は【ケトン症】
体の中に糖質がなく、代わりに脂肪が燃焼されるときに生まれるケトンという物質が、呼吸不全や腎不全を引き起こしたのが原因でした。
…難しい話ですが、多分ダイエットに詳しい方や、酷い悪阻を経験した方なら、『ケトン』という名前を聞いたことがあるかなぁと思います。
でも、アルコール依存症の死亡の原因はケトン症で苦しむだけではなく、もっと恐ろしい死に方をするものがありました。
それが、【消化管出血】というもので、西尾の元に来た人の中には、散々布団の上で出血に苦しみながら亡くなった方がいたそうです…。
もう怖すぎる展開ですよね?
西尾の元に運ばれてきたアルコール依存症だった2人は、それぞれ大きなストレスを溜めているのが原因でした。
ストレスから逃げるために、お酒を飲んで…止められなくなってと、本当に、アルコール依存症は一歩外れれば、誰にでも起こり得る病気かなぁと思います。
悩みがありながらも、いつも前向きな助手は…?
さて、そんな中で、アルコール依存症の患者さんは、ここ最近その比率が女性が多くなっているのだと話す西尾。
昔は一人暮らしの男性が多かったものの、近年は女性も多く、アルコール依存症とまではいかなくとも、お酒の不注意で転倒してしまったり、お風呂で溺れてしまったり、そんなことも同時に増えているのだと告げました。
けれど、西尾の助手の女性は、適度に楽しめば良いからと、「お酒と共に必ず食事をします!」と前向きな様子です!
やっぱりお話的には、暗い内容が多いものの、いつもこの子がいるおかげで明るくなる気がします。
でも、監察医の助手として働くのもすごく勇気がいることだと思いますし、毎回、自分と同じくらいの女性が亡くなるたび、傷ついている彼女。
特に、妊婦さんの件は大きく引きずっており、未だに忘れられずにいる描写もありました。
どうしてもすごく衝撃なことって頭から離れませんよね?
本当に、お話を読みながら、亡くなった後の体を調査するって、すごい仕事だなぁと尊敬するお仕事です。
お話は次回から、今まで以上に重たい話題が始まります…!
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