こちらの記事ではシャルルコミックス『爛れる匣庭』(天河藍)1話のネタバレを含むあらすじと感想を紹介します。
『爛れる匣庭』は、オメガバースの世界で、幼い頃、見知らぬ誰かに噛み跡をつけられたオメガの悠斗(ゆうと)のお話です。
ずっと、苦しい日々を過ごしていた悠斗ですが…?
爛れる匣庭【1話あらすじ】
高辻悠人(たかつじゆうと)は100万人に1人という珍しい性別のオメガとして生まれました。
そうして、7歳になって初めてヒートを起こした際、母親が目を離した数分のうちに、何者かにうなじを噛まれてしまった悠斗。
それからの日々は引きこもって過ごしていたものの、悠人は幼馴染の壬生寿國(みぶとしくに)に声をかけられて…?

爛れる匣庭【1話のネタバレと感想】
『爛れる匣庭』1話の内容をネタバレしてしまうと….
・悠斗の噛み跡をつけた人物は…?
といった内容に。
ここからは詳しくネタバレを含む感想をご紹介していきます。
見返りもなく、優しくしてくれる幼馴染の寿國
タイトルや表紙からわかるように、ドロドロの執着もののお話です!
もう、1話からハラハラしてしまう内容で、凄く今後も気になるお話です!
まずは悠斗について。
珍しい男のオメガとして生まれて、7歳の時に初めてヒートになった悠斗。
そんな悠斗ですが、病院で診てもらった後、母親が目を離した数分のうちにうなじを噛まれてしまうんですよね!
オメガバースの番の定義って、発情期の最中にアルファというオメガと同じように珍しい、色々と能力に優れている性別にうなじを噛まれてしまうことなのですが…。
けれど、7歳のまだ幼い時に訳もわからない間に噛まれて、番になってしまうという展開はやば過ぎますね!
それも相手の顔も知らず、それ以来ずっと苦しんで過ごす悠斗。
父親は出ていき、母親は悠斗を甘やかすだけで、兄からは煙たがれる。
そんな環境で愛に飢えちゃう悠斗が、色々拗らせてしまうのも仕方がないことなのかなと思いました。
ですがお話の後半、もう衝撃の事実が発覚します!!
悠斗の噛み跡をつけた人物は…?
引きこもっていた悠斗でしたが、幼馴染である寿國に声をかけられ、寿國の務める会社でバイトを始めるのですが、そこでもやっぱり馴染めずにいました。
ですが、それでも昔からずっと味方でいてくれた寿國。
イケメンでハイスペックで、まさにアルファってキャラの寿國なので、寿國を狙う女たちからは悠斗は「こんな子が壬生さんに優しくされるなんて」と、妬まれる日々を過ごしていました。
なので、引きこもりだった悠斗が外の世界に出てきても、やっぱり苦しんでしまうんですよね。
陰口を叩かれたり、冷たい態度を取られたりする中で、悠斗のストレス発散はコンビニで万引きをすることで、そうして、ある日それがバレてしまった悠斗は、怒った兄に家を出されます。
ヒートが近いのに抑制剤を持たせてもくれず、体一つで追い出されてしまった悠斗。
もう、お話はだんだん暗くなっていく展開ですよね!
それから、そんな悠斗ですが、寿國に電話して、自分がずっと周りに見下されて、同情したふりをされて辛かったことを漏らします。
頑張りたいと思っても、あの事件があってから
人生をめちゃくちゃにされてしまった悠斗。
ですが、電話で悠斗の話を聞いていた寿國は居場所も告げなかった悠斗のことを必死に探してくれて、そうして家まで連れ帰ってくれて…。
…あぁ、めちゃくちゃ寿國って良い奴じゃんと思った今回。
けれど、ラストで、悠斗はそんな寿國のアルファのフェロモンに反応して、発情してしまいます。
本来、番ができたオメガは番のアルファにしか反応しないはずで、混乱する悠斗。
「あの時、誰にも取られたくなくて、番にしておいて正解だった」
そんな寿國の台詞は、もうヤバ過ぎました!!
実は、7歳の悠斗のうなじに噛み付いていたのは寿國だったんですよね!!
それから、その後、ヒートの状態の悠斗を抱いてしまう展開はもう目が離せませんでした!
番で発情期で、そんな寿國が生で悠斗の中に射精すれば、高確率で妊娠してしまうはずで、「悠斗との子供が欲しいなぁ」と、そんなふうに悠斗の気持ちを確かめずに中に出してしまう寿國。
悠斗と寿國の過去に一体どんな出来事があるのか?
そして寿國がこんなに悠斗に執着する訳はなんなのか?
次回のお話も、待ちきれません。

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