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爛れる匣庭【3話ネタバレ有あらすじ・感想】

ネタバレ&感想

こちらの記事ではシャルルコミックス『爛れる匣庭』(天河藍)3話のネタバレを含むあらすじと感想を紹介します。

『爛れる匣庭』は、オメガバースの世界で、幼い頃、見知らぬ誰かに噛み跡をつけられたオメガの悠斗(ゆうと)のお話です。

悠斗は以前助けてくれた、同じ男性オメガの園山(そのやま)に連絡を取って…?

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爛れる匣庭【3話あらすじ】

寿國(ともくに)は強引に悠斗との結婚を進め、身内や会社にも報告しますが、寿國の父親と婚約者の清香(きよか)だけはそんな報告をよく思っていませんでした。

一方で、園山に連絡を取り、話を聞いてもらった悠斗。

そうして次第に、部屋を脱げ出す方法について考えるようになり…?

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爛れる匣庭【3話のネタバレと感想】

『爛れる匣庭』3話の内容をネタバレしてしまうと….

内容は?
・どこか病んでいる寿國の事情
・園山と連絡を取る悠斗は、寿國の元を逃げ出したいと考え始め…?

といった内容に。

ここからは詳しくネタバレを含む感想をご紹介していきます。

どこか病んでいる寿國の事情

前回までは寿國が悠斗への執着でべったりで、大丈夫かと不安になることが多かったお話だったのですが、寿國にもいろいろ隠された事情がありそうです。

あまりに細々とした伏線ではあるのですが、一つずつ見ていきたいと思います。

まずは、寿國には実は父親同士が政略結婚のために決めた婚約者がいました。

けれど、同じ会社に勤める清香(きよか)はある日突然、寿國が結婚したという話を聞いて驚きます。

既に結納の話も済ませていたはずの清香と寿國。

その後、清香に対して寿國が「僕には悠斗しかいないんだ。だから君も、政略結婚になんか縛られなくて良いんだよ」なんて言うセリフもあったのですが、結納までした相手に言うセリフなのか?と背筋がゾワっとしました。

今までなんとなく感じていた、寿國は少しズレてるなぁと思えるところが、今回山ほど出てきます。

 

それから、寿國の母親と悠斗が顔を合わせる場面があって、悠斗のことを申し訳なさそうに見つめる母親。

やっぱり、寿國と悠斗の間には、『うなじを勝手に噛んだ』って事情の他にも、何か隠されたものがありそうです。

そうして、この場面で帰ってきた寿國が、小学校の同窓会のハガキを見て、顔を青くしていて。

そんな寿國からハガキを取って「大丈夫よ、これは良いから」なんて声をかける母親。

うーん、やっぱりここにも何か事情がありそうですね!

 

さらに!!

今回、1番やばいって感じたのは、この後、父親と会話する寿國で、「悠斗は俺が守る…そうじゃないと悠斗は汚れて…そうなったら俺は…あの時みたいに…」なんてぶつぶつ呟いていた寿國。

【あの時】って一体なんなんでしょう!?

これ絶対、病んでるやつですね!!

お話では、その後、悠斗がぼんやり思い出したのが、自分がまだ、うなじを噛まれていないころ、吃音の問題で心療内科に通っていて。

近所に住んでいる寿國と出会ったのも、その待合室だったことを思い出しました。

…もう、伏線ばかり山ほど増えてゾワゾワしてしまう展開です。

【寿國は小学生の頃に、とある事情があって心に傷を負ったこと】

【寿國には悠斗が汚れてしまうと感じる、『あの時』と怯える何かがあること】

【寿國と悠斗は過去に、心療内科で会ったこと】

【寿國は今でも嫌な記憶を思い出すと頭痛がして、眠ってしまうこと】

そんな寿國にスポットライトが当たって、伏線山盛りの今回のお話でした!

園山と連絡を取る悠斗は、寿國の元を逃げ出したいと考え始め…?

このまま寿國に軟禁され、子供を産むなんて…と不安に思った悠斗は、以前もらったメモを眺めていました。

そうして気持ちが決まらないまま、うっかり発信ボタンを押してしまった悠斗。

ですが、電話に出てくれた園山は優しく声をかけてくれ、脱出の手伝いもしてくれるというのです。

けれど、それには悠斗の気持ちが決まらないうちには動けないという園山。

無理にでも助けてあげるだとか、話は聞いてあげれるけれどみたいな偽善でもなく、悠斗の心さえ決まれば、本当に逃げさせてくれるってところが、園山の凄いところだなぁと感じました。

園山だって彼の生活でいっぱいいっぱいのはずで、途中、電話を受ける園山も悠斗には話さないものの、襲われたのかボロボロになっている描写もありました。

園山にも一体何が起きているのか…!?

本当に今回のお話は伏線がめちゃくちゃ張り巡らされています!!

 

それから、悠斗が出ていくのを決めたのは、寿國に「あかちゃんが楽しみだね」なんて声をかけられたのがきっかけで、ヒート中だとほぼ100%の着床率のオメガ。

そんなことから、あの日、悠斗はアフターピルを飲まなければ、お腹には赤ちゃんがいたはずなのです。

それでも寿國には内緒で薬を飲んでおり、そんなことがバレたらどうしようと感じた悠斗。

逃げることを決断して、園山には「もう少しで準備を終えるから、そうしたら逃げ出そう」と告げられるものの…。

今回、そんな電話が、寿國には聞かれていたようでした!!!

もう、恐ろしすぎるラストです。

次回は絶対、寿國が暴走する気がします。

…ですが、そんなお話も楽しみですね!

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