こちらの記事ではコミックトレイル『そんな家族なら捨てちゃえば?』(村山渉)15話のネタバレを含むあらすじと感想を紹介します。
『そんな家族なら捨てちゃえば?』は、家族との付き合いで悩んでいる令太郎(れいたろう)のお話です。
妻である和美(かずみ)に家での生活の細かいルールが決められ、それが守れないと暴力を振るわれていた令太郎。
事情があって同じ寝室で眠ることとなった令太郎でしたが、うなされて目が覚めてしまって…?
そんな家族なら捨てちゃえば?【15話あらすじ】
娘の一花(いちか)が令太郎の部屋で寝ているため、寝室に来ても良いと妻の和美に声をかけられた令太郎でしたが、そこでうなされて目が覚めます。
セロハンテープの外側で過ごすことが、息苦しく思える令太郎。
そんな彼が、自分の本音を、和美へと漏らして…?
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そんな家族なら捨てちゃえば?【15話のネタバレと感想】
『そんな家族なら捨てちゃえば?』15話の内容をネタバレしてしまうと….
・和美に対して、本音を漏らす令太郎ですが…?
といった内容に。
ここからは詳しくネタバレを含む感想をご紹介していきます。
和美の回想シーンと、廊下のテープについて
15話を読んで、どうしてもモヤモヤしたことだけ先に書かせてください!!!
今回、和美の回想シーンで、2歳の一花とのやりとりについてのお話がありました。
このシーンでは、玄関で出かける和美を、令太郎と2歳の一花が見送りをするのですが、この時、玄関にはセロハンテープが描かれていません!!!
もう、何度も見返してしまいました!
何より、普通に令太郎と和美が会話しているのにも違和感があって、作品自体を読み返してきたのですが、5話の時にやっぱり【悪阻で苦しんだ和美に対して、令太郎が堕胎の話題を出した翌日に、セロハンテープが廊下に貼られていた】なんて描写が描かれています。
なので、時系列的には【堕胎の話をしたから夫婦仲が悪くなってセロハンテープが貼られた】とあるのですが、別にそこで完全に夫婦仲が崩れて、セロハンテープの内側しか出入りしちゃいけないと、その時に決まったわけではないみたいなんです!!
ここ、すごく驚きでした!
個人的にはてっきり、セロハンテープが貼られた翌日からはもう完全に夫婦仲が破綻して、その内側しか出入りできなくなったんだと思っていましたが、そうではないみたいなんですよね!
(ただ、5話に描かれた内容では、悪阻で苦しむ和美がトイレに入りたいのに、令太郎が使用していたことから廊下で吐いてしまうというトラブルがあり、令太郎自身は、家でトイレを使うことは少なくなりだしたとあります)
【いつから、セロハンテープの内側で過ごすようになったのか?】
それが凄く気になるお話で、つい長々と考察してしまいました。
さて、テープのことを一旦置いて、お話に戻りますが、過去、2歳の一花のことで令太郎と和美の間にはトラブルが起きていました。
和美は一花の髪を大事にしており、生まれながらにずっと伸ばしていて。
ですが、令太郎がそれを、2人で散歩に行った際に、近所の人に声をかけられ、勝手に切ってしまうのです。
それは10年経った今でも、未だに思い出してショックを感じる様な出来事で、令太郎と同じ寝室で眠る和美ですが、落ち着いて眠ることはできません。
『どうせ自分の気持ちを令太郎に話したって…』と、やっぱりこの夫婦はお互いに言いたいことは飲み込んだままです…。
和美に対して、本音を漏らす令太郎ですが…?
一方、一花が令太郎の部屋で寝ているため、寝室で眠ることになった令太郎ですが、和美に辛く当たられていた日々のことを思い出してしまい、夜中に飛び起きます。
令太郎は、いつのまにかセロハンテープの外側に出ると、息苦しく感じるようになってしまっていたんですよね!
よくある、子供に○○しちゃだめよ!って、躾をするのと同じことだと思います。
○○しちゃだめよって告げた後に、罰があると誰だって、罰が嫌でそれをしなくなりますし、それをすることに罪悪感を覚えますよね?
そんなことから、夜中に目覚めた令太郎は息苦しく感じるテープの外の寝室を出て、またテープの内側の狭い廊下に戻るのですが…この時、和美は令太郎に「大丈夫?」と優しく声をかけるのですが…。
「テープから少しはみ出しただけでグラスを投げつけられるくらいなのに、突然、こうして外側に出られる意味がわからない」なんて、珍しく反論する令太郎。
普段うまく会話できない夫婦だっただけに、令太郎のそんな姿は新鮮でした!
それから、令太郎は続けて、「和美がテープを貼ったから、僕の方も気が楽だった。お互いにそうだろう?今更、こんなふかふかのベッドで寝るより、あの硬い床の方が僕はずっといい」なんて、和美相手に一気に捲し立てます!!
…うーん、ずっとお互い言いたいことを言い合わない夫婦だなぁなんて思っていましたが、溜め込んでいたものを令太郎の方が一気に爆発させた感じですよね?
そんな言葉に涙を堪えている和美が、すごく印象的なシーンでした!
本当に今回のお話に関しては、一気に色々と動いた気がします。
前回の記事で、もしかしたら和美のえろい姿がみれるかもしれないと期待していた自分がすごく恥ずかしい…。
でも、和美自体もそうですよね。
和美がセロハンテープの外側に令太郎が出るのを許したのは、少しでも令太郎と不仲が続いて、自分が苦しんでいる今の状況から抜け出したいという気持ちがあったように思います。
ですが令太郎が、セロハンテープの外側が息苦しいと感じるのなら、元の仲の良い夫婦関係に戻るのは結構、絶望的で…。
2人の娘の一花が、仲の良い夫婦になってほしいと考えているのも苦しいところですよね。
それからお話のラストでは、一花が令太郎が並べてベッドにしていた収納ボックスを開ける様子がありました。
中から出てきたのは、おもちゃや絵本、小さな服などで、多分、一花が過去に使っていたものじゃないのかなぁと思います。
そうして、そんな中で一花が見つけたのは、中学校への入学したときの写真でした。
和美と一花、そうして少し離れて令太郎が写ったその写真は、写真立てに入ってはいるものの、令太郎と2人との間には破いた様な後があって…。
お話はそんな気になるところで終わってしまいました。
今後の展開からも目が離せませんね!
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