こちらの記事では ZERO-SUMコミックス『ふつつかな悪女ではございますが ~雛宮蝶鼠とりかえ伝~』(作画:尾羊英 原作:中村颯希 キャラクター原案:ゆき哉)4話のネタバレを含むあらすじと感想を紹介します。
『ふつつかな悪女ではございますが ~雛宮蝶鼠とりかえ伝~』は、玲琳(れいりん)に恨みを持つ慧月(しゅうげつ)から立場を羨まれ、道術で入れ替わってしまった玲琳のお話です。
ぼろぼろの廃屋に追いやられた玲琳ですが、ここでの生活は夢のようで…?
ふつつかな悪女ではございますが ~雛宮蝶鼠とりかえ伝~【4話あらすじ】
廃屋に追いやられた慧月と中身が入れ替わってしまった玲琳でしたが、元は食糧庫であるこの廃屋のあたりには食物の芽も多く、辺りを整備した後に、田畑に作り替え、1人で満足していました。
一方で、幸せのはずの入れ替わり生活ですが、玲琳の病弱さと、それを保つためのキツイ鍛錬を陰ながらしていることに気づいた入れ替わった慧月。
そんな慧月は、今後の生活が不安に思えてしまい…?
ふつつかな悪女ではございますが ~雛宮蝶鼠とりかえ伝~【4話のネタバレと感想】
『ふつつかな悪女ではございますが ~雛宮蝶鼠とりかえ伝~』4話の内容をネタバレしてしまうと….
・入れ替わりの生活が思うものとは違って、悩む慧月は…?
といった内容に。
ここからは詳しくネタバレを含む感想をご紹介していきます。
健康な体と自由な時間に喜ぶ玲琳
お話は、入れ替わりもので、玲琳の立場を羨んだ慧月が道術という呪いのようなもので、精神だけを入れ替わらせてしまうお話なのですが。
可憐で多才で、誰からも慕われる玲琳と、横暴で苦手なことも多く、女官や宦官のこともいびり倒していた慧月。
なので、玲琳のほうが、慧月に入れ替わったことで苦労するかと思いきや、玲琳はまず、病弱だった体が健康体に変わったことを何より喜んでいました。
もうこの展開がすごく面白いんですよね。
苦労して、辛くて、でもめげずに頑張って周りの人に理解してもらって…なんてお話を読むのも楽しいですが、こうして主人公が明るくて、ちょっとお馬鹿な感じがすごく見ていて応援できます。
罰としてぼろぼろの廃屋に住むことになった玲琳ですが、元の身体の時は病弱な体を強くするために薬物治療や研究、武術などの鍛錬ばかりで自由なんてなかった玲琳。
そんな彼女が、こうして初めて自由を味わって楽しんでいる姿が、すごく面白いです!
ですが、後宮全体はまだまだ以前に慧月が起こしたトラブルへの批判や嫌がらせも多く、入れ替わったことで、今後、苦労しそうな玲琳。
唯一のお付きの女官である莉莉(りーりー)にも、慧月をいびれば、それなりの地位や報酬を与えてやる、なんて話が出ているほどです。
今後のお話も気になる展開ですね!
入れ替わりの生活が思うものとは違って、悩む慧月は…?
一方で、道術を使ってまで、羨ましかった玲琳になりかわった慧月ですが、最初の2日間は、今までとは違う豪華な生活や、殿下である尭明(ぎょうめい)からの寵愛を幸せに感じていました。
今回、そんな慧月の過去が明かされましたが、そもそも、朱家の中でも末端の人間で、両親が借金のため亡くなり、それを可哀想に思った朱雅媚(しゅがび)によって、次期妃として育成されることとなった慧月。
ある意味、シンデレラストーリーではあるのですが、拾われたとしても才能があったり、高度な教育を受けていたり、飛び出た美貌を持ってるわけではないので、朱家の女官たちには冷遇されてしまうんですよね。
そんなことから、慧月が拗らせてしまった理由も理解できなくはないですが、それでも全てが明かされた時に、慧月かどんな処罰が下されてしまうのかは怖いところです…。
さて、そんなふうに、ずっと羨んでいた玲琳として幸せに暮らす慧月ですが、3日目の朝、玲琳の筆頭女官である冬雪(とうせつ)から、鍛錬についての話があります。
元々、気を抜けば倒れてしまうほど虚弱体質なことから、薬の調合をして実験をしていたり、鍛錬をして、身体を強くしようと頑張っていた玲琳。
今までも、基礎体力をつけるために武術をしたり、刺繍や写経を完徹してやり切ったりと、とにかく自分を追い込んでいたようなんですよね。
女官の中には、か弱い玲琳には鍛錬はもう辞めて欲しいと嘆く者がいるくらいだというので、相当凄いものなんだろうなぁと想像できます。
けれど、入れ替わった慧月がそれをやりたいはずもなくて、今日はなんとか体調が悪いからとごまかす慧月。
自分から玲琳の体を望んだはずなのに、そんなことから絶望しちゃっている慧月の姿は、すごく面白い展開です。
入れ替わった体で案外、うまくやっている玲琳と、今後に不安を覚える慧月。
ですが、慧月の入れ替わりの目標は、【尭明殿下に抱かれたあと、自分の正体を明かして、尭明と玲琳にそれぞれショックを与えること】らしく。
このまま玲琳になり切って、実現することが出来るのか?
そんなところも楽しみですね。
それから、今回は登場が殆どなかった、後宮をの役人である鷲官長(しゅうかんちょう)の辰宇(しんう)の活躍も楽しみにしています。
目を引くイケメンのキャラなんですよね!
唯一、慧月が以前と違うことに気づきそうな辰宇。
入れ替わった体で、辰宇と中身が玲琳の慧月が結ばれるのも面白くなりそうですよね!
もう次回のお話を読むのが、楽しみになる展開です!
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