こちらの記事では『かげおくり~偽りの母親』(カルビ佐藤)4話のネタバレを含むあらすじと感想を紹介します。
結婚して3年、まだ子どもを授からない千姫(ちひろ)
早く子どもが欲しいという強い思いが募るばかりに……。
前回のお話では連れ去った子に陽葵という名前をつけ、育児について配信を始めた千姫の様子が描かれていました。
かげおくり~偽りの母親【4話あらすじ】
順調に育児ライブを配信する千姫。
ある日、不妊治療中というコメントを見て、自分の苦しかった経験を思い出します。
かげおくり~偽りの母親【4話のネタバレと感想】
育児について配信を始めた千姫。
コメントや登録者数は日々伸びていきます。
そんなコメントの中に、今不妊治療をしているひとからのものがありました。
それに目をとめた千姫、自らの経験を話し始めます。
と言っても、千姫は不妊治療経験はなく、身体の異常からの不妊でしたが、不妊治療の辛さ、苦しさはわかるはずです。
出口の見えない、経験者にしかわからない気持ち。
自分を置いてママになっていく友人への羨望。
子どもを授かることのできない自分の身体への憎らしさ。
それはときに死を願うほどに強いものでした。
でも千姫は、陽葵を犯罪行為ではありますが、授かることが出来ました。
陽葵、いえ陽人の本当の家族がどれだけ心配しているかを考えると、素直によかったなんてとてもじゃありませんが言えませんが、千姫も苦しんでいました。
その苦しかった日々は陽葵に出会うためのもの……。
千姫はリスナーに呼びかけます。
不妊治療中の今は本当に辛いと思うけれど、いつかあなただけの天使に必ず出会えるはず。
千姫は泣きながら応援していると呼びかけるのでした。
この配信を何人もの人が泣きながら見ていました。
今、不妊治療で悩む人はこんなにも多くいるんですね。
一方、陽人の本当の家族も必死に陽人を探していました。
とは言ってもあのとき神社にいたのは、陽人の家族と千姫、そして神社の神主さんだけです。
警察が聞き込みをしますが、神主のおじいさんはだいぶボケてしまっているようです。
神社の由緒にまつわる話をずっと繰り返しています……。
唯一の目撃者になりそうな人物がこれでは話になりませんね。
神社の中もみせてもらいますが、この神社には防犯カメラもなく、手掛かりになりようなものはなにもなさそうです。
警察は付近の防犯カメラも見てみることにしました。
と、カメラの映像を見ていると何かを抱えた女性が映っていました。
しかし抱えていたのは花、赤ちゃんではなかったのです。
千姫は陽葵をつれて公園に出かけてみることにしました。
そこで声を掛けられるほど、千姫の配信は有名なものになっていました。
褒められて千姫もとても嬉しそうです。
今日は天気がいいので、たまには公園から配信してみるとのこと。
自撮り棒を使って、楽しそうに配信しています。
一方、陽人の本当のお母さんは食事も喉を通らないほどに憔悴していました。
お父さんも心配にしています。
陽人の行方は警察が必死に探していてくれるとのこと。
お母さんは自分が目を離したせいで、陽人がいなくなったと自分を責めていました。
しかしお父さんは力強く励まします。
まだ見つかっていないということは、誰かに連れ去られたということ。
赤ちゃんがひとりで生きていけるわけないですもんね。
きっと誰かの保護の下にいるはずです。
だから陽人は必ず生きている!そうやって、お母さんを励まします。
そして知り合いが教えてくれたと言う千姫のライブ画像をお母さんに見せました。
この子は陽人に似ていないかと……。
そうです、この子が本当は陽人なんです。
このことを警察に言えば事態が動くのでしょうか?
いい方向で解決するといいのですが……。
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