こちらの記事では『身に覚えのない理由で婚約破棄されましたけれど、仮面の下が醜いだなんて、一体誰が言ったのかしら?』(小嶋ねねこ)5話のネタバレを含むあらすじと感想を紹介します。
家族の元でしか仮面を外せない少女・カティア。
突然王子から言いがかりのような婚約破棄を言い渡され……。
前回の話では王子の視点からこれまでの物語を振り返りしました。
自分の愚かさに深く後悔した王子は、今後どのような行動をとるのでしょうか?
身に覚えのない理由で婚約破棄されましたけれど、仮面の下が醜いだなんて、一体誰が言ったのかしら?【5話あらすじ】
建国記念日の舞踏会が近づいてきました。
そこにはカティアの大叔母とはとこも参列します。
そして問題のアメリも参列することに……
身に覚えのない理由で婚約破棄されましたけれど、仮面の下が醜いだなんて、一体誰が言ったのかしら?【5話のネタバレと感想】
カティアとおにい様の元に届いた手紙、王からのものらしいのですが、要件は見舞金を払うからアメリを無罪にしてくれというものでした。
ひとまずこれは証拠としてとっておきます。
王子からの手紙は読んですらもらえていないようです。
おにい様としては、王子とアメリはカティアを裁くために、大切な卒業式を台無しにしました。
そのお返しは建国記念日の舞踏会に行われるようです。
この舞踏会には大叔母とはとこを呼んでいました。
はとこはとてもカティアに執着をしています。
アメリには自分も舞踏会に参加できることを伝えておきました。
そして帝国の美しい公爵が王子が大切にしている姫を気に入って、舞踏会に来ることも。
アメリはきっと大切にしている姫を自分のことだと思い込むでしょう。
これで舞踏会に来ないわけがありません。
自分が捌かれるとも知らずに……。
うまくいけば、カティアたちは何もしなくともアメリは恥を晒しているかもしれませんよね。
きっとアメリは美しいはとこから離れないでしょう。
彼女は例えるなら毒を持った花。
美しくても薔薇にはなれない花です。
もっと頭を使いこなせば、薔薇にもなれたのかもしれませんが……。
一方のカティアは守られる姫ではありません。
頭を使い、使えるものは何でも使います。
とげすらも美しく身にまとう薔薇の花なのです。
舞踏会の夜がやってきました。
今日のカティアはいつも以上におめかしをしています。
ただ髪留めが気に入らない様子。
髪留めの色は深紫色で、「あの人」の瞳の色と一緒らしいのですが……一体あの人とは誰のことなんでしょうか?
代わりにドレスの色はお揃いの青にしたとのことで、それは嬉しいと喜ぶカティア。
二人は舞踏会の会場に入ると、既に思惑通り、美しいはとこにアメリはべったりとくっついていました。
カティアも大叔母と久しぶりに再会します。
大叔母は美しく成長した姿に驚いているようです。
しかし大叔母もアメリの様子には、呆れている様子。
アメリは仮面を外したカティアの素顔を知りません。
タメ口、いえ見下したような口調でカティアに話しかけてきます。
はとこはそっと窘めますが、アメリは納得していない様子。
しかしアメリのマナーの悪さは相変わらずのようです。
しかも相変わらず自分を王子の婚約者だと思っている様子……。
カティアはなぜこの場に自分がいられるのか、アメリに尋ねます。
アメリからは王子の婚約者として、カティアのはとこ・セレンをもてなすためと言う言葉が返ってきました。
異国の客人の前で礼儀作法をわきまえないアメリでも命までは狙わないはずだったのに……静かにカティアの薔薇のとげが牙をむきます。
アメリは誰かに背中を押されたのか、その場に倒れ込んでしまいました。
そしてはとこも迷惑そうに腕を振りほどきます。
そして王子が現れましたが、アメリとは視線も合わそうとしません。
それは事実がわかったからです。
アメリは目の前の令嬢がカティアであることにやっと気が付きました。
カティアに見下されるアメリ。
さあ、裁きの時間がやってきました。
楽しい舞踏会の幕開けです。
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