こちらの記事では『親になるということ』(しおのこうじ)31話のネタバレを含むあらすじと感想を紹介します。
この物語は病気で2歳の娘のハレを残して世を去った母・時雨が霊媒体質のある嵐山に憑依して、父である雷太の教育を行うと言う物語です。
朝早くに雷太の家を訪れた時雨。
急に雷太に抱き着かれ、嵐山ではなく時雨と呼びかけられます。
親になるということ【31話あらすじ】
自分が今までハレにしてきたことは虐待なのかと悩む雷太。
そんな雷太に嵐山はあるアドバイスをします。
親になるということ【31話のネタバレと感想】
ハレが泣いています。
父である雷太ではなく、ママくんこと嵐山に憑依した時雨がいいとのこと。
雷太は思い悩みます。
どうして実の父である自分じゃダメなのか、なんで嵐山がいいのかわかりません。
そうこう悩んでいるうちにハレの泣き方はどんどんひどくなるばかり。
何とかハレを泣き止ませたい雷太でしたが、それができません。
雷太にはどうしたらいいのかわからないのです。
ハレに泣かれるとイライラしてつい叩いてしまうこともある雷太。
自分にはもうハレを育てることができないとまで思い込みます。
もしも母親なら、子どもを叩くことなく、イライラしないで慰めることができたのでしょうか……。
そんなとき、雷太には時雨の後ろ姿が見えました。
思わず手を伸ばすと、そこにいたのは嵐山。
今までの光景は雷太が見ていた夢だったのです。
まだ寝ぼけているのか夢から醒めていないと思ったのか、雷太は時雨に悩みを打ち明けます。
するとまた別の夢に切り替わりました。
キャバクラに行ってる夢みたいです(笑)
嵐山は気が気ではありません。
雷太と言えども、時雨が嵐山に憑依していることがバレてしまったら、もう身体を貸すことはできなくなってしまいます。
しかしキャバ嬢の名前を寝言で呼ぶ雷太を見て、ビンタして起こしました。
嵐山、強い!!
嫌な夢を見たと言う雷太。
しかし嵐山は信じません。
どうせジェニファーと仲良くしていたんだろうと。
まあそう思われても仕方のない状況であることは変わりませんね(笑)
ハレを抱いていた嵐山はあることに気が付きます。
ハレのおむつを最後に替えたのはいつかということに……。
考えてみれば、遊園地に行ってからは買えていません。
と、いうことは丸一日変えていないことに……これは大変です!
おしりも真っ赤にかぶれてしまって、薬をぬっておきます。
これには嵐山も怒りました。
おむつの確認はこまめにしてくださいと注意します。
つい嵐山のせいにする雷太でしたが、それを上回る勢いで人任せにしない!と嵐山は一喝!
おむつの交換は基本、それすらできないでどうする!?と叱りつけます。
こんな基本もできないようじゃ、この先大変ですね……。
ハレは嵐山に歩み寄ろうとしますが、やっぱりかぶれてしまったお尻が痛いようです。
嵐山は泣くハレを抱き上げてあやします。
その様子を見て、これは虐待なのか?と問いかける雷太。
遊園地で虐待を疑われたのが、よっぽどショックだったんでしょうね。
まあ、悪意のない不慮の事故みたいなものですし……虐待とまではいかないんじゃ……。
ハレにご飯を食べさせなかったこと、水分をこまめにとらせなかったこと、おむつの交換を忘れてしまったこと、お風呂にもいれずにそのまま寝てしまったこと、料理も作れないこと、一緒に遊びたくなくてほったらかしにしてしまうこと、イライラしてしまうこと……そして暴力と躾を一緒のものだと思っていたこと。
これらはすべて虐待なのでしょうか?
昨日、ハレが熱中症をおこしかけたとき、遊園地で「母親なら当たり前にすぐ気が付く」と医療所のスタッフに言われました。
気付けない雷太は虐待をしている親なんでしょうか?
嵐山は、母親なら完璧にできると思い込んでいるのか?と問いかけます。
そんなはずはありません、母親だってわからないことばかりのはずです。
完璧にできるわけないし、時には忘れてしまうこともあるだろうし、お風呂だって入らない日もあるでしょう。
結構、いい意味で適当に育児している母親も多いのではないでしょうか。
ただ日本の育児は孤独であることは間違いありません。
会話相手もなく、家事と育児ばかりの日々。
ついカッとなることだってあるでしょう。
夫婦の協力がないと育児って難しいんです。
最初は一緒にいることから始めて、完璧にこなそうとしないことから始めようというと嵐山はアドバイスします。
そうしたらお互いのことがわかって、上手に手抜きするだってできるはずです。
ハレの育児書は雷太にしか作れないんです。
どんどんページを増やしていくしかありませんね。
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