こちらの記事では『悪食令嬢と吸血公爵~その魔物、私が美味しくいただきます!~』(星彼方/水辺チカ/ペペロン)6話のネタバレを含むあらすじと感想を紹介します。
魔物を食べることを趣味としている伯爵令嬢・メルフィエラ。
園遊会で魔物に襲われた彼女は、吸血公爵ことガルブレイス公爵に救われる。
魔物を恐れない彼女に興味を持った公爵は……
前回の話ではメルフィエラの家を訪れた公爵は、改めてメルフィエラとの婚約を申し込むのでした。
悪食令嬢と吸血公爵~その魔物、私が美味しくいただきます!~【6話あらすじ】
公爵の目の前で、魔物の魔力を抜くメルフィエラ。
ところが思った以上に魔物の持つ魔力は大きく……
悪食令嬢と吸血公爵~その魔物、私が美味しくいただきます!~【6話のネタバレと感想】
魔物の下処理の実演をするために、メルフィエラは研究等へと公爵たちを招き入れます。
そこにはメルフィエラの母が作り、メルフィエラが改良を加えた魔法陣が描かれていました。
この魔法陣を使って、魔物の魔力を吸い出すというわけです。
もうひとつ、必要な道具があります。
それは曇水晶です。
この2つが揃って、初めて魔物の魔力が吸い出せるのです。
ここでメルフィエラは公爵にあるお願いをしました。
それは首落としをもう一度見せてほしいということ。
と、そこで従者のケイオスからまずはお土産の下処理をしないとと言われてしまいました。
まずは魔法陣の上に魔物を置きます。
そして魔物の毛を刈ります。
これは公爵の従者が手伝ってくれるようです。
毛も大事な資源ですからね。
首落としをする前に、メルフィエラは祈りを捧げます。
メルフィエラはいたずらに魔物の命を奪っているわけではありません。
飢える領民がいないように、研究しているのです。
祈りが終わったところで、公爵に首落としを頼みます。
まさに一瞬、まばたきしていたら見逃してしまうくらいの素早さでした。
そしてメルフィエラは魔法を使い魔力を吸い出します。
この魔物はかなり多くの魔力を持っていたようです。
曇水晶一つじゃ足りそうにありません。
しかしメルフィエラも手が離せません。
そこに現れたのは公爵でした。
メルフィエラは予備の曇水晶を持ってきてもらうように頼みます。
2つの曇水晶を使い、なんとか魔力を吸い出すことに成功しました。
みんなで近寄って魔物をよく見ます。
吸い取るのは魔力のみなので、適度に水気も残り美味しそうなお肉……!
この方法を考え出したのはメルフィエラの母でした。
大飢饉や干ばつで領民が苦しんでいた時に、豊かではないこの土地の領民は大変苦しみました。
なのでメルフィエラの母は大量にいる魔物を何とか食べることができないかと研究を始めたのです。
もっとこの作業が簡単になれば、領民も豊かになりますよね。
なので、母が亡くなった後も研究をメルフィエラが引き継いでいるのです。
まあ、研究も楽しみつつやっているみたいです(笑)
魔力の入った曇水晶は、火を起こすときにつかうとのこと。
それを聞いた公爵は大笑い、他にも使い道があるのでしょうか?
公爵はひとつ忠告をします。
こんなに有益な研究をしているのだから、この魔力の使いようによっては国ひとつを滅ぼすほどのものであると。
メルフィエラは小さな魔物ばかり相手にしていたせいか、その可能性に気が付いていませんでした。
こんな研究をしていてはメルフィエラを悪く言う輩が出てくるかもしれません。
現に悪食令嬢なんて言われていますしね。
でも公爵はメルフィエラを傷つけるものには容赦しないと誓ってくれました。
生き血をすするという噂はあくまで噂でしたが、魔力を吸い出すときにメルフィエラの真っ赤な髪が舞い上がり、その美しさは公爵を魅了したのでした。
それはこのまま命を預けてしまっても良いと思われるほどの美しさでした。
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