こちらの記事では『海が走るエンドロール』(たらちねジュン)2話のネタバレを含むあらすじと感想を紹介します。
夫を亡くした映画好きのうみ子が、映画作りにチャレンジしていく様子を描いた作品です。
街の映画館で出会ったうみ子と美大生の海。
海はうみ子に自分で映画を作った方がいいと告げます。
海が走るエンドロール【2話あらすじ】
海の言葉が気になって仕方ないうみ子。
彼の忘れ物の筆箱を届けに、美大まで向かうことにします。
海が走るエンドロール【2話のネタバレと感想】
海の言葉を何度も反芻するうみ子。
言われた日から気になって仕方ないようです。
そんな中、うみ子の娘と孫と一緒にテレビ通話で話をします。
娘は作家活動をしているようですが、身内に言われると恥ずかしいようです。
なんだかわかる気がします(笑)
そんな時、うみ子は部屋の隅に置き忘れられた筆箱を見つけました。
きっとこの前、海が忘れていったものでしょう。
娘に近くの美大に通っているなら、届ければいいと言われます。
確かに、取りにくるかもわかりませんしね。
大学って誰が行ってもいい場所ですし。
そしてうみ子は美大へと出かけます。
つい勢いで来てしまったのものの、いるのは当然若者ばかり。
でも思ったより奇抜な子は少なく、普通の学生が多いようにも見えます。
ふとうみ子は映画の上映会のポスターを見つけます。
もしかしたら、そこに海がいるかもしれません!
思い切って、そこに向かってみます。
こういう行動力のある女性って大好きです。
生活課に渡して終わりじゃ来た意味がないですもんね。
会場にいくとちょうど彼の作品が始まるところでした。
せっかくだから観ていくことにした、うみ子。
その作品はキャラクターがいろんなところを冒険するものでした。
キャラクターが世界中を駆け回り、いろんな人に出会った後、自分のうちに戻ってきたら、死んだもう一人の自分であるぬいぐるみを見て、ショックで死んでしまうというものでした。
ちょうど物語の終盤で海が現れます。
うみ子には難解な内容だったようです。
でも海の作品と思うとワクワクして観ることができたそう。
この作品は膨大な時間と手間をかけて作ったそうです。
願書を取りに来たのかという海。
うみ子は笑って否定します。
そして海に筆箱を返しました。
仲間たちにうみ子のことを紹介するとき、映画好きと言って紹介します。
うみ子はそれほどでもないと言いますが、何か自分の中で違和感があるようです。
帰り際、また展示会があるからと言って、海はうみ子にチラシを渡します。
うみ子は今まで通りの日常に波風をたてるのを良しとはしていません。
せっかくの機会だし、チャレンジしてみるのもいいと思うのですが……。
気分を切り替えるために手の込んだ料理を作ることにします。
自分の生活と映画はあまりにも違う、と自分に言い聞かせます。
テレビを見ながらうみ子は考えます。
海の映画についての解釈をノートを持ち出して書き出し始めました。
自分ならどう撮る?観る側のことを考えて……
なんだかんだ言いながらすっかり映画にのめり込んでいるうみ子なのです。
ある日、娘と二人でテレビ通話をしていました。
ここだけの話、夫の残した遺産はあります。
でもうみ子は何かがあったときのためにとっておきたい……と考えています。
娘はそこを突きました。
そう、人生には何があるかわからないと。
お母さんは、お父さんがいなくても新しい幸せを見つけていいと諭します。
確かに、亡き夫を大事にすることは大切ですが、新しいことを始めたらいけないわけじゃありませんものね。
きっとうみ子は好きなことをしているのを笑って見守っていてくれるでしょう。
翌朝、うみ子は身支度を整えると美大へと向かいます。
そして入学願書を受け取るのでした。
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