こちらの記事では『かつてそれは愛だった』(水無月ソラ・いちふみ子)18話のネタバレを含むあらすじと感想を紹介します。
幼い頃から欲しいものは全て妹の真理亜に奪われてきた加奈子。
真理亜はついに加奈子の夫である辰雄にまで手を出してきて……。
苦悩する加奈子を中心に人間模様を描いた物語です。
電車に乗る辰雄を尾行した加奈子。
でも真実を知らない方がいいんじゃ……という考えが頭をよぎり、辰雄を残して電車を降りてしまいます。
かつてそれは愛だった【18話あらすじ】
佐竹に突然声を掛けられ、結局は電車に戻ることになった加奈子。
取引先帰りだという佐竹に、どうしてこの電車に乗っているのか何とか誤魔化すように説明するが……
かつてそれは愛だった【18話のネタバレと感想】
加奈子に声をかけてきた人物は、後輩の佐竹でした。
この電車に乗らないのか?と問いかける佐竹。
流れで加奈子は佐竹と一緒に電車に乗ることになってしまいました。
ぼんやりとしている加奈子に佐竹は声を掛けます。
会社ではしっかり者で通っている加奈子、窓の外をぼーっとみて呼びかけにも気が付かないなんで明らかに不自然ですよね。
話題を切り替えようと、加奈子は佐竹がどうしてあの駅にいたのかを問いかけます。
佐竹は取引先があの駅にあり、そのまま直帰するつもりだったとのこと。
そして当然のように加奈子があの駅にいた理由を聞き返してくるのでした。
加奈子はとっさに言い訳を考えます。
仕事帰りに買い物をしていたんだけど、会社に忘れ物をしたことに気が付いて……と咄嗟にしては上出来の言い訳です。
この路線は会社の最寄り駅も通るし、不自然には聞こえないはずです。
本来の加奈子なら、忘れ物なんてしないはずですが、そこは歳のせいということで誤魔化しました。
佐竹は自分と二つしか変わらないのにと笑い出します。
うーん、加奈子には佐竹の笑いのツボがよくわかりませんが……誤魔化されてくれたようなら大丈夫でしょう。
佐竹は、加奈子先輩はまだ若いし、ちょっと抜けているところもあるだけとフォローしてくれました。
佐竹は自分はもう帰るだけだから、一緒に行くと言い出します。
これで辰雄の尾行はできなくなりましたが、加奈子の心は明るくなったはずです。
尾行する機会は辰雄が加奈子のことを見えない限り、これからもたくさんあるでしょうし、まずは加奈子の心が晴れることが大切なのではないでしょうか?
しかし加奈子はやっぱり辰雄のことが気になります。
いったいどこの駅で降りるのかと無意識にきょろきょろと辺りを見渡してしまいます。
すると今、停車している駅で、既に電車から降り階段へと向かう辰雄の姿がありました。
これには加奈子も動揺を隠せません。
今すぐ降りて追いかけないと、辰雄を見失ってしまいます。
しかし佐竹には会社に戻ると言ってしまいました。
ここでいきなり降りるのはあまりにも不自然です。
それに加奈子の胸の中には真実を知るのが怖いという気持ちもありました。
行かない方がいい……そう思ったその時でした。
佐竹は加奈子の手を取り電車から降りました。
これはいったいどういうことなんでしょうか?
加奈子は佐竹になにをするのかと問いかけます。
すると佐竹は、一緒に行くと言ったと返してくるのでした。
一緒に行くのは会社に忘れ物を取りに行くという意味ではなかったのですね。
佐竹は今日一日の加奈子の元気のなさを見て、加奈子が夫婦関係について深刻に悩んでいて、力になると言いたかったのでしょうか?
でも一瞬で起きていることを読み取るなんて、さすが営業部のエース・佐竹です。
これから加奈子と一緒に辰雄を尾行することになるんでしょうか?
尾行した先にはいったい何が待っているんでしょうか……?
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