こちらの記事では『かつてそれは愛だった』(水無月ソラ・いちふみ子)11話のネタバレを含むあらすじと感想を紹介します。
幼い頃から欲しいものは全て妹の真理亜に奪われてきた加奈子。
真理亜はついに加奈子の夫である辰雄にまで手を出してきて……。
苦悩する加奈子を中心に人間模様を描いた物語です。
前回までのお話は…
長い友人期間を経て、付き合い、結婚した加奈子と辰雄。
お互い理解し合えるパートナーとして暮らしてきたと思っていたのに……
かつてそれは愛だった【11話あらすじ】
順調な結婚生活をおくっていたはずの加奈子と辰雄。
でも今、加奈子の目の前にいる辰雄は加奈子の妹の真理亜と楽しそうにやり取りをしていて……
かつてそれは愛だった【11話のネタバレと感想】
加奈子は辰雄との結婚生活を、お互いがいいパートナーであり、理解者だったと思っていました。
でも辰雄はどう思っていたんでしょうか?
もしかして、辰雄にとっては違うものだったんでしょうか?
スマホで真理亜と楽しそうにやり取りをする姿を見る加奈子。
結婚式のときには、真理亜みたいな子は苦手だとはっきり言っていたのにどうしてこんなことになってしまったのでしょうか?
そもそも真理亜のような「女子ども」タイプは大学生の頃から苦手だったはずなのに……辰雄の中で何かが変わってしまったんでしょうか?
加奈子が、「真理亜みたいなタイプの子は苦手」とはっきり辰雄が言ったことに、どれだけ安心していたかは計り知れません。
辰雄にだって、些細な一言であり、加奈子がこんなに大事にしている言葉とは思っていないのかもしれませんね。
辰雄の一言で、こんなにも加奈子は救われていたのに……
真理亜の無邪気なワガママのせいで、子どもの頃から振りかわされて来た加奈子。
やっと辰雄と結婚して、辰雄は真理亜のようなタイプは苦手で、やっと幸せになれると思ったのに……。
どうしてこんなことになってしまったのでしょうか?
加奈子は辰雄を責めるように肩を掴み、問いかけますが、辰雄には肩を掴まれている感覚がないようです。
それでもなお、加奈子は問い詰めます。
どうして、よりにもよって自分の妹と浮気しているの?
せめて他の知らない女であればまだマシだったのに……。
しかし辰雄の身体は動かず、辰雄も無反応なのでした。
辰雄にはやっぱり目の前にいるはずの加奈子の姿が見えず、触れ慣れていることもわからず、声も届いていない様子でした。
不意に辰雄は立ち上がり、キッチンへと向かいます。
水を飲む辰雄は食事をした食器がきれいに洗われていること、食卓もきれいに片付いていることに気が付きます。
加奈子がうちの中にいないと思い込んでいる辰雄には不思議な現象でしかありません。
家の中に向かって、加奈子に帰ってきてるのか?と問いかけます。
洗面所やお風呂など、家中の至ることろを探す辰雄、しかしどこにも加奈子の姿はありません。
本当は目の前にいるのに……。
どうして見えないのでしょうか?
そんな中でも辰雄は真理亜とのやり取りを止めようとはしません。
なかなか帰ってこない妻である加奈子より、真理亜とのやり取りが優先なのでしょうか?
その時、加奈子のスマホが鳴りました。
辰雄から素っ気ないながらも、今どこにいるのか問いかけるメッセージが入っていたのです。
辰雄も加奈子がなかなか帰って来ない様子に心配していたんですね。
よかった~!
ちゃんと加奈子のことも心配していたんですね!
それにスマホでのメッセージのやり取りはできるみたいです。
このメッセージを使って、何とか辰雄に家にいることを伝えることはできないのでしょうか?
これが突破口になればいいのですが……。
とっても気になるところで次回に続きます。
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