こちらの記事では『かつてそれは愛だった』(水無月ソラ・いちふみ子)7話のネタバレを含むあらすじと感想を紹介します。
幼い頃から欲しいものは全て妹の真理亜に奪われてきた加奈子。
真理亜はついに加奈子の夫である辰雄にまで手を出してきて……。
苦悩する加奈子を中心に人間模様を描いた物語です。
前回のお話では…
大学の新入生歓迎会で出会った加奈子と辰雄。
酔いつぶれてしまった辰雄を介抱した加奈子に、辰雄は酔い覚ましにお茶に行かないかと誘ってきます。
かつてそれは愛だった【7話あらすじ】
新入生歓迎会の帰りにお茶をする二人。
そこで辰雄は自分について語り始めます。
かつてそれは愛だった【7話のネタバレと感想】
辰雄はきっと今まで女性を誘うことなんて、なかったのでしょう。
慣れない様子で誘ってくる辰雄を断ることはできず、加奈子は辰雄の提案に付き合うことにしました。
新入生歓迎会ではきれいな女性の先輩に囲まれて、ずっと質問攻めにあていた辰雄。
年上の肉食女子にかこまれ、今すぐにも逃げ出したい気持ちだったのではないでしょうか?
加奈子は遠巻きに様子を見ていましたが、居心地はとても悪そうでひたすらお酒を飲んでいました。
だから悪酔いしてしまったのですね。
女性慣れしていない辰雄に、加奈子はどちらかと言えば、良い印象を抱いていました。
カフェに入る二人、辰雄は急に誘ってきたことを謝ります。
確かに初対面の男性に、突然お茶行こうなんて言われても普通は困っちゃいますよね。
加奈子は自分も一息ついてから帰りたいと思ってたから大丈夫と笑顔で返します。
しかし加奈子は考えます、たくさんの人がいる中でなぜ自分に声をかけてきたんでしょうか?
単純に介抱してくれたお礼だけでしょうか?
それとも加奈子に特別な何かを感じ取ったのでしょうか?
加奈子とお茶をしながらも辰雄はどこか険しい表情をしています。
そしてゆっくりと話し始めました。
自分は人と話すのが苦手なこと、特に女性と話すのがとても苦手であること。
加奈子は失礼だと思いつつ、納得してしまうのでした。
加奈子自身も人見知りこそしないものの、一人でいる方が好きなタイプなので共感するところもあったのでしょう。
正直に話してくれる辰雄に親近感を感じたようです。
でもいつまでも人と話すのが苦手だからと言って逃げてばかりもいられませんよね。
それを少しでも克服しようとして、今回の回に参加したもののやっぱり人と話すのが苦手ということを再認識してしまったのでした。
確かに女性が苦手なひとが積極的な女性、しかも先輩に囲まれてしまってはかなり辛い状況ですよね。
肉食女子の中に草食男子ひとり、うーん辛い……。
せめて男性の先輩の輪の中に入れればよかったのですが……。
本当に辰雄、お疲れさまです……。
こんなんじゃ、どんどん女性が苦手になる一方ですよね。
辰雄が無事に女性が苦手なのを克服できる日は来るんでしょうか?
でも加奈子はなんだか大丈夫な気がしたと辰雄は衝撃の発言をしてきます。
加奈子はその言葉を嬉しく思う反面、内心ドキドキしているのを隠し切れません。
辰雄のようなイケメンにそんなこと言われたら、当然の反応ですよね。
そして辰雄はよかったら友達になってほしいと言ってきます。
女性が苦手とは思えない程、かなり積極的な言動の目立つ辰雄ですが、もしかしたら加奈子に一目惚れしてしまったんでしょうか?
それとも他の女性とはちがうなにかを感じて、自然と出てきた言葉でしょうか?
まさか加奈子を女性として見ていない?
どちらにしても、人と話すのが苦手な辰雄からは考えられない誘いです。
もし二人が友達になれたら、お互いの気持ちがわかる、いい友達になれそうですよね。
いったい加奈子はどんな反応を返すのでしょうか?
次回に続きます!
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