こちらの記事では『かつてそれは愛だった』(水無月ソラ・いちふみ子)6話のネタバレを含むあらすじと感想を紹介します。
幼い頃から欲しいものは全て妹の真理亜に奪われてきた加奈子。
真理亜はついに加奈子の夫である辰雄にまで手を出してきて……。
苦悩する加奈子を中心に人間模様を描いた物語です。
前回の話では…
どうしても欲しかったクリスマスプレゼントさえ真理亜の奪われてしまった加奈子。
加奈子の友人の輪にも真理亜は入ってくるようになり、友人に真理亜を会わせないようにする加奈子でした。
そんな時、出会ったのが未来の夫である辰雄で……。
かつてそれは愛だった【6話あらすじ】
大学の飲み会で初めて出会った加奈子と未来の夫となる辰雄。
無口でもきれいな顔をしていた辰雄は女性の先輩たちに囲まれ、潰れるまで飲まされてしまいます。
かつてそれは愛だった【6話のネタバレと感想】
加奈子と辰雄の出会いは、大学での写真サークルでの新入生歓迎会の席でのことでした。
あまりこういう場を加奈子は好まないような気がしますが、どうしても断れない事情があったのでしょう。
新入生にも関わらず、人を引き付ける魅力を持っていた辰雄は、話すのが得意なタイプではありませんでしたが、それさえも人を引き付けるようで、女性の先輩に囲まれていました。
始めこそスマホをいじっていましたが、すぐに派手目の女性の先輩に目をつけられ、いつの間にかがっつりと囲まれるハメに陥っていました。
先輩達には愛想のない辰雄が新鮮に映ったのでしょう。
一方の加奈子は席の隅で静かにウーロン茶を飲んでいました。
加奈子としては人前で酔っぱらうなんて、みっともなくてできない行為だったのです。
数時間後、盛り上がった宴会は酔いつぶれてしまった人多数……。
加奈子は酔いつぶれてしまった人の介抱をしていました。
その酔いつぶれた人の中には辰雄の姿もありました。
おそらくは女性に先輩に無理に飲まされてしまったものではないでしょうか?
部屋の片隅にうずくまる辰雄に加奈子は声をかけ、水を手渡します。
加奈子に手渡された水を一気飲みする辰雄。
やっぱり酔ったときには、まずは水分補給ですよね。
一気に水を飲み干すと、言葉こそ発しないものの大丈夫なようです。
まだ身体が辛いだろうから、横になって休んだ方がいいという加奈子のすすめに従い、横になって休む辰雄。
加奈子は側にもう一杯水を置いておきました。
眠る様子はちょっと苦しそうですが、水もしっかりと摂ったし、あとは時間が経てば自然に酔いもさめるでしょう。
そうして飲み会は終わりました。
元気なメンバーはこれから二次会に繰り出すようです。
さっきまで酔いつぶれていた人もいるのに……元気ですね。
辰雄はそっと加奈子に近づくと、介抱のお礼を照れながら伝えてきました。
もうすっかりと酔いも抜けたようで、良かったです。
この後、二次会に行くのか?と問いかける辰雄に加奈子はこのまま帰るつもりと返します。
加奈子はこういう宴会の場は苦手そうですし、二次会まで付き合う気にはなれないのでしょう。
一次会よりもっとすごいハメの外し方をしそうですし……。
すると辰雄は何かをしばらく考え込んでいます。
その後辰雄から出た言葉は衝撃的なものでした。
このまま寮に帰る前にどこかで酔いをさましたいから、ちょっと付き合ってほしいと加奈子に言ってきます。
無口で女性は苦手そうに見えた辰雄がこんなことを言ってくるなんて、とっても意外です。
介抱してくれたお礼にお茶をおごってくれるらしいです。
加奈子は突然の誘いに戸惑いつつも、承諾し、辰雄についていくことにしました。
初めて会った日の突然の二人きりのお茶の誘い、これはなにか意図があるんでしょうか?
とっても気になりますよね。
ここで次回に続きます。
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