こちらの記事では『かつてそれは愛だった』(水無月ソラ・いちふみ子)2話のネタバレを含むあらすじと感想を紹介します。
幼い頃から欲しいものは全て妹の真理亜に奪われてきた加奈子。
真理亜はついに加奈子の夫である辰雄にまで手を出してきて……。
苦悩する加奈子を中心に人間模様を描いた物語です。
夫である辰雄が実の妹である真理亜を遊びに行く約束をしているメッセージを見てしまった加奈子。
驚きに思わず膝から崩れ落ちます。
かつてそれは愛だった【2話あらすじ】
妹の真理亜はわがままで甘えん坊な性格の持ち主。
だからこそなるべく辰雄に会わせないように、結婚の挨拶の日も結納も敢えて真理亜のいない日にしたのに……いつの間に二人はこんなに親しくなったのでしょうか?
かつてそれは愛だった【2話のネタバレと感想】
思わず辰雄の腕をとる加奈子。
どうして辰雄と真理亜が遊びにいく話をしているのか、訳がわかりません。
結婚の挨拶のときも、結納のときも敢えて真理亜がいない日を選んでいたほどに警戒していた加奈子。
妹である真理亜はわがままで甘えん坊で、姉の持っているものは何でも欲しくなる良くないクセがあるみたいですね。
それなのに、いつの間に二人はこんなに親しくなったんでしょうか?
加奈子は結婚式当日のことを回想します。
支度のできた花嫁と花婿である、加奈子と辰雄の元に真理亜がやってきます。
真理亜は控えめな性格の加奈子とは違い、天真爛漫そのもの。
勢いよく花嫁である加奈子に抱き着き、お祝いの言葉をかけます。
この日が真理亜が辰雄に会った、初めての日でした。
真理亜の勢いに辰雄は気圧されているようです。
しかし真理亜は気にせずに挨拶をし、嵐のように去っていきました。
歳のわりには幼いというか、落ち着きのない印象さえ受けます。
加奈子は恐る恐る、真理亜の印象について辰雄に尋ねます。
辰雄も人見知り気味な性格のため、正反対の性格の真理亜は正直苦手なようです。
新婦の実の妹を苦手と言い切るのもちょっとどうかな……と思いましたが、加奈子にとっては違ったようです。
それを聞いた加奈子は安堵のあまり、泣いてしまいました。
きっと辰雄が真理亜を気に入ってしまうかもしれないと心配していたんでしょう。
一方の辰雄はなんでここで加奈子が泣き出したのか、わかりません。
それはそうですよね……。
結婚式以降は、何回かお盆や年末に実家で会うくらいで夫婦と真理亜の交流はほとんどありませんでした。
少なくても加奈子のいる場面では、辰雄と真理亜が親しそうにしているところは見たことがありません。
ここで加奈子は現実に引き戻されます。
夫が実の妹と浮気をしているという、最低のシナリオが当たっていたとして、真理亜と辰雄は肉体関係にあるのでしょうか?
万が一、そうだったとしたら修羅場は回避できませんよね……。
そもそも真理亜は本気で辰雄のことが好きなんでしょうか?
姉の夫だから、ちょっかいをかけたくなっただけ?
ついつい色々考えてしまいます。
このあり得るわけのない、不思議な現象の原因は真理亜に違いない、辰雄のスマホを見つめながら、そう思う加奈子なのでした。
いったい真理亜はどんな手を使って辰雄に近づいたのでしょうか?
夫婦円満だった仲に割り込んではいるなんて、しかも実の姉の家庭を不幸にするようなことをするなんて許せない!
まさか結婚式で辰雄に一目惚れしたのでしょうか?
それとも単純に姉が幸せそうに暮らしているのが羨ましくて、辰雄が欲しくなったんでしょうか?
でも辰雄が加奈子のことを見えなくなってしまったのは何故?
これにも真理亜が何らかの形で関係しているのしょうか?
考えれば考える程、謎が深まります。
とっても続きが気になるところで次回へと続きます。
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