こちらの記事では『悠久の愚者アズリーの、賢者のスゝメ-と、ポチの大冒険-』(武藤此史、荒木風羽、壱弐参)9話のネタバレを含むあらすじと感想を紹介します。
ダンジョンに長い間引きこもっていた不老の愚者アズリーが、使い魔のポチの勧めで外界へ出て旅をする物語です。
フォールタウンについたアズリー一行。
井戸も使えず遠くまで毎日水を汲みにいくとアズリーは聞き、魔術の力で井戸を使えるようにしたアズリー。
村人から大感謝されるのでした。
悠久の愚者アズリーの、賢者のスゝメ-と、ポチの大冒険-【9話あらすじ】
このままフォールタウンを見捨てることはできないアズリー。
村人に力を与え、街の復興へと力を貸すのでした。
悠久の愚者アズリーの、賢者のスゝメ-と、ポチの大冒険-【9話のネタバレと感想】
井戸がしばらくは持つように魔術を掛けたアズリー。
そこへポチがたくさんの木を背負ってやってきました。
その木を街の男の子たちが解体、家を修繕するための材料にしているようです。
ポチも張り切ってもう一度木を取りに森へと向かいます。
そこへリナがやってきました。
リナも畑に果物の種を蒔きにいくらしいです。
荒れ果てていた畑もみんなの力で種蒔きができるようになりました。
せっかくみんなで頑張って再生させた畑、なんとかうまく実が実ってくれるといいのですが……。
アズリーのおかげで生きるだけで必死だった村人は身体を癒し、体力を回復させることに成功しました。
体力を回復させるには食べることが一番です。
アズリーの用意した主な食料は動物やモンスターの肉、野草などです。
モンスターの肉を食べることに始めは嫌悪感を示す村人もいましたが、アズリーやリードが食べているのを見て、安心して食べることができたようです。
昔はモンスターの肉は普通に食べられていましたが、今は違うようですね。
長い時を生きてきたアズリーには文化レベルが変わっていない、むしろ後退しているように見えました。
この街だけかもしれませんが、街の長であるライアン曰くどの町も同じようなものとのこと。
どうして進化した文化が後退してしまったのでしょうか?
とそこまで考えて、アズリーは目の前で起きていることに集中しようとします。
ライアンは街の長ですが、戦士でもあります。
なので、どうしても考え方が街を守るという方向に向きがちです。
フォールタウンは完全に守りの体勢になっていました。
そこにアズリーとレイナは一緒に仕事を街の人に教えました。
絶望した人間が活力を取り戻すためには、自分に与えられた”生きがい”、つまり仕事が必要だと考えたのです。
仕事が生きがいとなり、そしてそれが隣人を助けることへとつながる、生きがいに力を与えてくれる、そう向かうように考えたのでした。
この歯車がうまく回るといいですね。
しかしこの街には問題が山積みでした。
本来なら東西南北それぞれに門があり、そこから街に出入りできるのですが、モンスターによる襲撃のせいで、南以外の区画はモンスターの巣となり果てていました。
つまり人が住めるのは南の一区画だけなのです。
他の区画からモンスターが攻めてこないようにバリケードはあるのですが、どうも頼りない印象です。
この問題にも対応したいところですが、人出が足りないのです。
戦士たる男たちはモンスターとの戦いで亡くなってしまいましたものね……。
いまの所、命に係わる危険ではないので、アズリーは南の生活環境を整えることに集中することにしました。
そしてアズリー本人も街のために働いています。
何をしているかと言うと、南の門の前でひたすら穴掘りを魔術を使って行っていました。
いったいアズリーは何を目的に穴掘りをしているのでしょうか?
とても気になるところで次回へと続きます。
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