こちらの記事では『ノスタルジヰをもう一度~大正結婚物語~』(ひるのつき子)6話のネタバレを含むあらすじと感想を紹介します。
本当は兄の和優と結婚するはずの千紗子が、親同士のノリで和優の弟・和次と結婚することになり、3人の恋愛模様を描いた物語です。
長年の勘違いがようやく解け、想いが通じ合った千紗子と和次。
思い出の庭園でそっと口づけを交わすのでした。
ノスタルジヰをもう一度~大正結婚物語~【6話あらすじ】
和次は長い間、抑えていた千紗子への想いを千紗子に告げました。
そして、ようやく夫婦として身も心も結ばれた二人でした。
ノスタルジヰをもう一度~大正結婚物語~【6話のネタバレと感想】
長い口づけをようやく離した二人。
和次は、長い間自分を抑えてきた、そのことを千紗子は知らないと言います。
その言葉に千紗子は思わず頬を赤く染めます。
そして千紗子をお姫様抱っこして、家へと帰るのでした。
そしてそのまま二人は寝室へと向かいます。
千紗子をベッドに押し倒し、想いを伝えるかのように、口付ける和次。
優しい口づけに思わず千紗子も笑顔が零れます。
こうして二人は夫婦として身も心も結ばれたのでした。
翌日、千紗子が目を覚ますと和次がすぐ隣にいました。
どうやら千紗子の寝顔を見ていた様子です。
思わず朝から千紗子は赤面してしまいます。
そんな千紗子にそっとキスをする和次、何やらいつもと様子が違います。
とても優しい目で千紗子のことを見つめながら、ある場所へ行くことを提案します。
ある場所とは和優の家でした。
今までの経緯を話して、千紗子に一切手を出さないように言う和次。
和優は想いを確かめ合った二人に対して、つまんないと言いつつも笑顔です。
和優は初めから二人が両想いでいたことに気が付いていたのでした。
さすがはお兄ちゃんです。
どうやら昔から気が付いていた様子。
うまく行けば自分のところに千紗子が来ると思っていたらしいのですが、こんなの千紗子の知ってるいつも正しいお兄ちゃんのセリフとは思えません。
思わず千紗子は混乱してしまいます。
しかし和次は和優の本性を昔から知っていました。
和次が言うには、打算的・自分に利益になることしか考えない性格らしいです。
和優だって言い返します。
和次は好きな子の気持ちにさえ気づけない唐変木と。
確かに合ってます……。
和次は和優に自分と俺を比較して、自分のいいところを見せようとする癖を直すように言い出しました。
対して和優は、比較されたら困るようなことでもあるから文句言うんだろうと返します。
つい口喧嘩になる二人、ヒートアップしていく口喧嘩でしたが、その様子を千紗子はじっと見つめていました。
そして千紗子は思わず笑いが込み上げてしまいます。
千紗子が笑い出したことで、喧嘩を止める二人。
分かり合う必要なんてない、というのは嘘で、お互いとも、十分相手のことを理解していることに気が付いたのでした。
それはきっと昔からずっとそうだったんでしょうね。
和優はまだ千紗子のことを諦めていない様子で、これで裏工作なしに正々堂々と口説くことができるなんて言い出しました。
千紗子は俺のものと、しっかりと千紗子の肩を抱いて言い返す和次。
和次と和優のこのやり取りはしばらくは続きそうですね。
三人の関係は昔に比べて変わりましたが、いつまでも仲良しでいたいという千紗子の思いは変わりません。
ちゃんとお互いに相手の方を見て、想いを秘めているだけでなくちゃんと言葉にして分かり合いたいという気持ちを新たにしました。
帰り道、諦めの悪い和優に対して、心配しているのかと千紗子が和次に問いかけます。
千紗子は自分が好きなのは和次と言い切ります。
千紗子の想いが揺らぐことはもうありません。
ちゃんと言葉に出して伝えることも学びました。
そして二人はそっと口付けを交わすのでした。
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