こちらの記事では『ノスタルジヰをもう一度~大正結婚物語~』(ひるのつき子)3話のネタバレを含むあらすじと感想を紹介します。
本当は兄の和優と結婚するはずの千紗子が、親同士のノリで和優の弟・和次と結婚することになり、3人の恋愛模様を描いた物語です。
2話では「突貫工事のような結婚」和次の言葉をきっかけに結婚初夜にいきなりケンカしてしまった千紗子と和次でしたが、3話では夫婦での社交界デビューを果たします。
ノスタルジヰをもう一度~大正結婚物語~【3話あらすじ】
社交界の当日、千紗子をエスコートしない和次の調子が気になるものの、初めて夫婦として公式の場に姿を現す二人。
夫婦らしくしっかり振舞おうとする千紗子だが……。
ノスタルジヰをもう一度~大正結婚物語~【3話のネタバレと感想】
『ノスタルジヰをもう一度~大正結婚物語~』3話は…
・和優が千紗子に告白
といった内容に。
ここからは詳しくネタバレを含む感想をご紹介していきます。
和次の厳しい態度に苛立ってしまう千紗子
ついに社交界の当日を迎えました。
洋髪に結い上げたドレス姿の千紗子はとてもきれいです。
和次もオールバックにしっかりとセットして正装しています。
しかし和次にはエスコートという概念がないのか、千紗子を置いていきかけます。
女性はドレスで動きにくいんだから、そこは和次がしっかりエスコートしないと……!!
なかなか前途多難な予感はしますが、これは夫婦として初めての公式の場へのデビューです。
何事も最初が肝心、しっかりと夫婦らしい振舞いをしなくてはなりません。
いろんな人から結婚のお祝いを言われる二人。
当然のように和次は千紗子のことを「妻」と紹介します。
結婚したので、妻であることは当然なんですけど、呼ばれ慣れてないせいか、つい顔を真っ赤にしてしまう千紗子。
当然、来客からも顔が赤いことを指摘され、可愛いと言われてしまいます。
どうもその様子が和次に気に障ったようです。
新妻らしくて、初々しくて良いと思うのですが……和次はもっとちゃんとするようにと千紗子に言います。
赤く染まった顔をみっともないとまで言ってきました。
これには千紗子もちょっとイラっとしたようです。
夜風に当たってくると言い残し、和次の側を離れます。
いくらなんでも、みっともないなんて……もっと他に言い方もありますよね~。
和優が千紗子に告白
バルコニーに千紗子が出ると、そこには先客がいました。
結婚してもなお、「お兄ちゃん」と慕う和優です。
さっそく今起こってことを話す千紗子、夫婦として扱われ慣れていないのに確かに困ってしまいますよね。
そんな和次の態度を厳しいと評する和優、千紗子は勢いよく全面的に同意します。
確かに和次は千紗子にもっと優しくしてあげてもいいですよね。
どうして好きなのに、夫婦なのに、その気持ちを表さないんでしょうか?
まだ照れが残っているのでしょうか?
和優は、和次はなんでも自分ひとりでやりたがるから、結婚についても親の指示通りにするしかないとわかっていたとしても、命令されて結婚するのは嫌だったと思う、と千紗子に告げます。
ただでさえ、父親の言うことに従うのが嫌いな和次なら尚更。
….ん?それが和次が千紗子との結婚が嫌だと言ってるようにも聞こえますが……。
そう言われると千紗子は考え込んでしまいました。
和優は小さいころの話を持ち出します。
小さいころ、3人はいつも庭園で遊んでいました。
いつも3人一緒でした。
その頃の千紗子は和優と結婚すると思って疑っていませんでした。
今となっては懐かしい思い出です。
和次は昔から今のような性格の持ち主でした。
そんなことも懐かしく思い出されます。
そして和優は優しくいつも助けてくれました。
過去を思い出しながらそう言う千紗子に、和優は「それがただ優しいだけだと思う?」と問いかけます。
和優の問い掛けの意味がわからず、何も答えられない千紗子。
そんな千紗子をバルコニーの手すりに閉じ込めるように腕を回して、和優は僕はそんなにお人好しじゃないよと言い切ります。
そして、子どものころからずっと千紗子のことが好きだったと告白します。
バルコニーで見つめ合う二人。
今は弟の妻となっている千紗子に告白した和優はいったい何をかんがえているのでしょうか?
また千紗子はなんと答えるのでしょうか?
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