こちらの記事では『ノスタルジヰをもう一度~大正結婚物語~』(ひるのつき子)2話のネタバレを含むあらすじと感想を紹介します。
本当は兄の和優と結婚するはずの千紗子が、親同士のノリで和優の弟・和次と結婚することになり、3人の恋愛模様を描いた物語です。
和次との結婚式を終えた千紗子。
1話の最後では結婚を内心喜ぶ千紗子に対して、和次は「突貫工事のような」結婚だと言い千紗子がショックを受けたところで終わっていました。
ノスタルジヰをもう一度~大正結婚物語~【2話あらすじ】
和次にこんないきなりの結婚は嫌だと言われて怒り出す千紗子。
そんなきまずい状態のまま二人は同じ寝室・一つのベットで寝ることになります。
背中合わせに横になる二人でしたが……。
ノスタルジヰをもう一度~大正結婚物語~【2話のネタバレと感想】
『ノスタルジヰをもう一度~大正結婚物語~』2話の内容をネタバレしてしまうと….
・和優は千紗子の夫は自分だと思っている…?
といった内容に。
ここからは詳しくネタバレを含む感想をご紹介していきます。
千紗子と和次は結婚初日に喧嘩をしてしまう
怒り出した千紗子は和次のことをぽかぽかと殴りだします。
確かに急な結婚で戸惑う和次の気持ちもわかりますが、こんな言い方はないですよね。
しかも千紗子が本当に好きだったのは和次。
千紗子としては、とても嬉しいのに……結婚したのに片思いしているようです。
千紗子の手を止めされる和次。
和次は、本当は千紗子は兄の和優と結婚したかったはずと言い出します。
その言葉に戸惑う千紗子ですが、何も言い返せません。
和次はもう寝ることにしました。
案内された寝室は同じ部屋、ベッドも一つでした。
まあ、夫婦なんですから当然ですよね。
文句を言う和次ですが、そんなこと言われても夫婦なんですし、女中さんも困ってしまいます。
ベッドの用意はこれしかありません。
ケンカ中で気まずい二人は思わず見つめ合います。
千紗子は、いきなりケンカなんてしてしまって、この先やっていけるかどうか不安になります。
新婚初夜にいきなりケンカしてしまったんじゃ、不安になるのも無理はないですよね。
仕方なく二人は背中合わせで眠ることにしまいた。
こっちには来るなと言う和次に怒りつつも眠りにつく千紗子。
一日の疲れが出たのでしょうか?
千紗子はすぐに眠ってしまいました。
横になってしばらく経ってから、和次からもう眠ったか?と問いかけられることには、すっかり夢の中でした。
しかも無意識に和次の背中に寄り添って!
和次の着物の背中の部分を千紗子はぎゅっと握っています。
好きなひとの隣で眠れると言う安心感からか、熟睡しているようです。
和次が驚いて振り返ると穏やかな表情をして眠る千紗子がいました。
これには和次もびっくりです。
思わず触れそうになり、和次は我に返ります。
たぶんこのままだとキスをしていような流れだったのに……。
そして千紗子を起こさないようにそっと寝室を出ていくなり、膝から崩れ落ち千紗子のあまりの愛らしさに頬を赤く染めるのでした。
確かに千紗子の寝顔は和次を信頼しきって、安心して微笑んでいるような可愛らしい寝顔でした。
顔を合わせば憎まれ口ばかり叩いている和次ですが、もしかしたら千紗子のことを想っているのでしょうか?
しかし、和次は千紗子の本当の夫は和優であると浮かれそうになる自分を戒めます。
もう千紗子と結婚しているのに、どうしてそんなことを思うのでしょうか?
和優は千紗子の夫は自分だと思っている…?
一方、兄の和優は次の社交界に出ることを使用人に告げました。
和優は、和次のいる場所が本来は自分の居場所だと思っているようです。
それってつまり、千紗子の夫は自分だということですよね?
確かに幼い頃からの許嫁は和次ではなく、和優でしたが、実際に結婚したのは和次であり、この事実はもう覆せないはずです。
いったい和優は何を考えているのでしょうか?
もしかしたら、なにかよからぬことでも企んでいるのでしょうか?
兄弟それぞれが思惑で揺れる中、その間も千紗子は何も知らずに、ただゆっくりと眠るのでした。
社交界で何かが起こるかもしれません……。
続きがとっても気になるところで、次回へと続きます。
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