こちらの記事では『吾輩は猫であるが犬』(沙嶋カタナ)3話のネタバレを含むあらすじと感想を紹介します。
前世では犬として一匹寂しく世を去った犬が、自由な猫に憧れ猫に転生。
猫として幸せになろうと奮闘する物語です。
ジン先輩のように立派な犬になろうと誓う猫だったが、ある日、急に何かを吐いてしまい……
吾輩は猫であるが犬【3話あらすじ】
動物病院に行った結果、猫は単なるエサの食べ過ぎでした。
自分が食べさせ過ぎてしまったことを責める美希。
そんな美希に猫は精一杯の愛情表現をします。
吾輩は猫であるが犬【3話のネタバレと感想】
猫の意識は次第に薄れて、倒れてしまいます。
慌てて動物病院に連れていく美希。
結果は「食べ過ぎ」と脱水症状でした。
野良など飢えた経験のある猫はたまに食べ過ぎて、こういう症状が出てしまうこともあるみたいです。
でも今回はこのケースにはあてはまらないかもしれませんね。
猫は美希のためにたくさんのご飯を食べたのですから。
点滴をしてもらって、無事に家に帰れることになった猫。
今回は努力が裏目に出てしまいましたね。
猫にはもちろん美希を悲しませるつもりはなく、いっぱい食べて早く大きくなろうとしただけなのに……。
猫はひたすら美希に謝り続けます。
一方の美希は自分が食べさせ過ぎてしまったことに罪悪感を抱いている様子。
そんな美希に猫はしがみつきます。
まるで慰めるようでもあり、美希に悲しい思いをさせたことを謝っているようでもありました。
猫は早く立派になって、美希に笑って欲しかっただけなのです。
尻尾を振る様子を見て、獣医さんは猫に好かれていると言います。
振った尻尾は怒っているサインと思っていた美希ですが、リラックスしているときに猫も尻尾を振ることもあるようです。
何より全身で美希への愛情を表現していることが獣医さんにはわかっていました。
猫は大好きとごめんなさいの気持ちを全身で美希に伝えようとしていたのでした。
美希の部屋のベットで休んでいる猫。
心配そうに美希が猫の様子を見ています。
目を覚ました猫は美希に心配をかけて、とっても申し訳なさそうです。
美希は猫の飼い方について、勉強しているようです。
友達に声をかけていた里親探しもストップする決意をしました。
と、いうことは美希が猫を飼うと言うことでしょうか?
猫に美希は話しかけます。
揺れる尻尾を見ながら、美希は自分は厳しいと言い切ります。
ご飯は運動量と年齢、体重に合わせた適量しかあげないし、元気になったらちゃんと運動もさせて太り過ぎないようにするし、いっぱい寝て大きくなって、定期健診も予防接種もきっちり受けさせるとのこと。
こんなパーフェクトな飼い主、いるでしょうか?
猫、とても愛されていますね。
美希が近くでしっかり見ているから無理はしないで、長生きしてずっと自分のそばにいるように猫に言います。
猫は必ず美希の言いつけを守ることを誓うのでした。
美希も猫のことを大切に思っていたのですね。
本当によかった……!
それからの猫の生活は幸せそのものでした。
忠犬のようだからと、忠(ただし)という名前を与えられ、美希が毎日学校に行くときも離れそうとしません。
本当に美希のことが大好きなんですね。
猫には美希は必ず帰ってくることがわかっています。
それでも離れがたいのです……!!
美希はいってらっしゃいと言うように猫に話しかけます。
果たして猫はうまく鳴くことができるでしょうか?
出た鳴き声は「アン!」まるで犬のような鳴き声です。
美希はやっぱり犬みたいと大笑い。
でも美希にとっては犬でも猫でも変わらない大切な存在です。
猫は美希に出会うために生まれ変わりました。
猫でもあり、犬なのです。
そんな不思議な存在と美希の幸せな毎日が、長く続くことを願ってやみません。
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