こちらの記事では『吾輩は猫であるが犬』(沙嶋カタナ)2話のネタバレを含むあらすじと感想を紹介します。
前世では犬として一匹寂しく世を去った犬が、自由な猫に憧れ猫に転生。
猫として幸せになろうと奮闘する物語です。
危ないところを優しい少女に拾われ、幸せを感じる猫だったが……
吾輩は猫であるが犬【2話あらすじ】
危ういところを助けてもらった猫はすっかりこの家の飼い猫になるつもりでいます。
でも拾ってきた少女・美希は猫を飼うつもりはなく里親探しを始めていました。
吾輩は猫であるが犬【2話のネタバレと感想】
猫はすっかりこの少女・美希に飼われるつもりでしたが、美希は里親を探すつもりとのこと。
なんと美希は猫より犬派だったのです……!
これには猫もびっくりです。
今度こそ仕えたいと思っていた飼い主は、自分が捨てた犬の姿のほうがいいなんて……。
なんていう運命の皮肉でしょうか?
でも猫は諦めきれません。
姿は猫でも、心は立派な犬になることを決意します。
犬のしつけについての番組を熱心に見たり、良い犬になるための勉強を欠かしません。
お手をする猫の姿に美希の家族は感動します。
それを見て、尻尾も犬のようだし前世は犬だったんじゃない?と言い出します。
ご主人さま、当たりです!
これには猫も興奮、あなたの犬ですとばかりに尻尾を振って喜びを表現します。
しかし猫の感情表現に置いて、尻尾を振るのは怒っているときやイライラしているときでした。
嬉しいときはピンと尻尾が立つそうです。
猫は嬉しいときに尻尾を振ってしまうのは、前世、犬だったときの名残で自分では止めることができません。
決してご主人にケンカを売っているわけではないのです!
この誤解はどうやったら解けるのでしょうか?
美希の父はこの猫をこのまま飼ってもいいと言います。
お父さん、もっと言って!
猫も期待に満ちた目で美希を見つめますが、美希はもう里親探しを始めているようで、いまの所飼うつもりはないみたいです。
どことなく猫に素っ気ない態度をとる美希。
猫のことを必死に助けたわけですから、可愛いと思ってるはずですが……あまり猫に情が移ってしまうと、いざ里親が見つかって離れる時に辛いのでしょう。
敢えて淡々と接しているように見えます。
美希は昔、ジンという犬を飼っていました。
リビングには今も大切にジンの写真が飾られています。
ジンが病気で死んでしまったとき、こんなに悲しい思いをするならペットなんてもう飼わないと言っていた程、ジンのことを溺愛していました。
猫もジン、いえジン先輩の写真を見つめます。
美希の心には今もジン先輩がいるのですね……。
自分がいると美希を苦しめたり、悲しくさせたりするのではないかと悩む猫。
それでも猫はここで暮らしたいと思うのでした。
美希の兄と一緒に犬のように遊ぶ猫。
その様子を美希は優しそうな目で見つめています。
猫の目標はただひとつ、立派な犬になることです。
家族は猫がまったく鳴かないことに気が付きます。
喉の異常はないようですが……、前世で口枷された記憶が猫から鳴き声を奪ったのでした。
本当は鳴いてご主人さまに甘えたいだろうに…かわいそうな猫…。
それ以外を頑張ろうと誓う猫なのでした。
ご飯だってもちろんきれいに平らげます。
立派な犬になるためには当然ですよね。
それを美希は足りないと思ったのか、更にエサを追加します。
それも頑張って完食する猫。
たくさん食べて、立派ない犬……ジン先輩のようになると誓った猫。
ある日、美希が学校から帰ってくると猫はカーテンの陰に隠れていました。
どうやら元気がなさそうです。
どうしたんでしょうか……と思ったら、急に何かを吐き出してしまいました。
いったい猫の身体に何があったんでしょうか?
まさかの病気?
とっても気になるところで次回へと続きます。
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