こちらの記事ではめちゃコミック✕ナニイロ『誓い合えない私たち』(綾)10話のネタバレを含むあらすじと感想を紹介します。
同棲4年目に突入した美久と亮は、仲はよいものの結婚する気配はありません。
どんどん結婚していく周りに対し焦りつつ早く結婚したい美久と、そうではない亮の物語です。
里子からのアドバイスもあり、水越のことを前向きに考え始めた美久でしたが……。
誓い合えない私たち【10話あらすじ】
竹内に水越の気持ちを弄ぶようなことはするなと苦言を呈された美久。
その言葉に対して、美久は何も返せないのでした……。
誓い合えない私たち【10話のネタバレと感想】
竹内ははっきりと美久と水越は合わないと言い切ります。
そして無駄に期待させるようなことはするなと釘を刺しました。
竹内は元々は口出しするつもりはなかったのですが、それでも友達が傷付く可能性があることは見逃せなかったようです。
そして美久はモテるから社内恋愛なんてしないで、冗談で済むような相手を選んだ方がいいとまで言ってきます。
そこまで言うことないのに……!
でも立ち去る竹内に美久は何も言えませんでした。
ある朝、久しぶりにゆっくりと朝食をとる美久と亮。
亮は仕事がやっと一区切りついて、昼ごはんも食べることができるようになったそうです。
本当にかなり忙しかったんですね。
なら弁当を持って行くことを提案する美久でしたが、即断られてしまいます。
確かに亮の仕事には何時から昼休みという概念がなく、食べれるかわからないお弁当なんて邪魔なものであることはわかっていました。
それでも聞いたのは水越の分をつくることを申し訳なく思っていたからです。
亮の分も作れば罪悪感も少しは薄れると美久は思っていました。
黙々と二人分のお弁当をつくる美久。
作りつつも美久の頭からは竹内の言葉が離れません。
自分の幸せのために水越のことを考えようと思っていましたが、亮とは別れたくないという矛盾した気持ちを美久は抱えていました。
好きなのは彼氏なのに、結婚相手として水越のことを考えている自分に気が付きます。
考えつつも二つのお弁当を作った美久。
本当にこれを水越に渡していいか悩みます。
結局は約束したことを口実に水越に渡すことに決めました。
しかしこのタイミングで亮が一度帰ってきます。
もし二つのお弁当について聞かれたらどうしよう……美久は戸惑います。
亮は忘れ物を取りにきたようでした。
無事に目的のものを見つけ、再度家を出ていく亮。
美久は気が付かれなくてよかったのか、気が付いてほしかったのか考えてしまいます。
バレて怒られたかったのでしょうか?
そうではなくて、美久は誰の分のお弁当を作っているんだと嫉妬して欲しかったのです。
ハンカチの件で亮の浮気の可能性も否定できませんが、今の美久には亮を責めることはできません。
ハンカチのことは美久はまだ亮に聞けないでいました。
もしかしたらケンカになってしまうかもしれないし、もし亮が浮気している証拠だとしたらと思うと怖くて仕方なかったためです。
いつもは優しい亮、亮は自分のことを愛してくれている、浮気なんかしているわけがない、そう思う美久ですが、結婚のこととなるとすぐに亮は態度を変えてしまいます。
美久はこのまま亮を信じて待っていていいのでしょうか?
結婚の約束を覚えてくれているのでしょうか?
美久にとっての幸せは好きな彼氏だけど、結婚のことは考えてくれない亮と一緒にいることでしょうか?
それとも将来のことも考えてくれる水越のことを本気で考えることでしょうか?
美久にとって結婚とはしなくてはいけないものでしょうか?
美久の中で様々な考えがよぎります。
ただひとつ、確実に言えるのはずるくてもいいから、このまま待つだけでいるのは止めようと言う静かな決意でした。
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