レジンコミックスで配信されているBL漫画の『その先にあるもの』のネタバレと感想を紹介していきます!
その先にあるもの【5話ネタバレ】
入れ替わった体で、玲の通っていた高校に登校する泰己。
いじめられていて、自殺して、記憶喪失になったなんて噂が知れ渡っているため、教室でも遠巻きに見られています。
そんな泰己が今、1番問題視しているのは、同じクラスの祐真の存在です。
彼は唯一、泰己として生きて来た頃に出会った人間でした。
『やつとは幼いころちょっと絡んだだけだから、俺のことは忘れているはず。大した仲でもなかったし』
今の自分は泰己ではなくて、玲だからと自分に言い聞かせる泰己。
そんな彼に、1人の男子生徒が話しかけて来ます。
西条水輝(さいじょうみずき)と名乗る彼は、朝の事件について、泰己に話しかけて来ました。
泰己の前の席に座りながら、楽し気に話す彼。
「嫌なのを嫌って言っただけだろ」
そんな泰己の言葉に、声をあげて笑います。
「だって昔のきみは、嫌でも嫌って言えない負け犬だったから♡」
悪気があるのか、それが素の姿なのか。
泰己にとっては失礼だと感じる彼の言動。しかし、水輝は気にせず続けます。
きっとまた、あいつらはやってくる。
そう告げられて、泰己は思ったままに伝えました。
「どうしようもねぇだろ、ケンカ売られたら嫌気がさすまで、やり返してやらないとな」
一方、そんな言葉を聞いていた彼ら。
また、泰己を取り囲みます。
朝よりもずっと多い人数です。
相手しようにも今は玲の体である泰己は、まだキツいだろうとすこし考えました。
「誰がビビって震えるのくらいはっきりわかるっしょ。俺一人相手に、こんなに連れて来てるのだけ見ても」
そんな泰己の挑発にすっかり乗った男。
力任せに泰己を殴りにかかります。
そんな泰己ですが、ボクシングジムでのバイトの経験から多少の喧嘩には慣れていて。
彼の腕を掴むと思いっきりこちらへ引いて、バランスを崩した顎に強く肘を入れます。
男が痛みでしゃがみ込み、あっさりとやり返したことに驚いたような視線を浴びる泰己。
そこで大声を出し、注意を引いたタイミングで、そのまま逃げ出しました。
とっさに校舎に入り、理科室に逃げ込んだ泰己。
彼らのことは撒いたと安心しますが、背後に人影。
祐真がたまたま中にいたようなのです。
電話をしている彼。
声を出さずに泰己に出ろと告げますが、今の状況的には泰己はすぐには出たくありません。
それでも、ドアを開けて無理やり追い返そうとする祐真に、泰己は彼の体を押さえつけることにしました。
ドアに彼の体を押し当て、泰己の手で彼の口を塞ぎ。
そうして、彼の側に寄り、昔告げたあの「大丈夫だよ」という台詞を口にするのです。
そんな泰己の言動に、驚いた様子の祐真ですが…。
その先にあるもの【感想】
早速、学校でトラブルがある泰己。
自殺したくなるほどの状況なので、学校にはまったく玲の居場所がない状態ですね。
そんな雰囲気を一気に吹き飛ばしてしまう泰己は、凄くカッコいいですね!
思ったことをズバズバ言ったり、面倒くさいのを適当にあしらったり。
特にケンカシーンはスマートすぎます!
やられた彼らがどんな仕返しをしてくるかは気になるものの、泰己なら1人でもどうにか出来そうですよね。
もし、元の体に戻るのならば、玲に居場所があれば良いなぁと思える展開です。
さて、今回の見どころは祐真のドアップシーン!なにより、イケメンです!!
個人的には、泰己の方が低い身長差にも惹かれます。小さいけど傍若無人な感じが良いですよね。
終わり方的に、次回はもう少し絡みがありそうな2人の関係。
電話の内容も気になりますし、秘密も多そうな祐真。
そんな彼と、ものすごい近い距離のままで、一体どうなってしまうのか!
次回が待ちきれなく思えるような5話でした!
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