「君ノ声」第4話のネタバレを紹介していきます!
君ノ声【第4話ネタバレ】(あらすじを含む)
内に秘めた他人の心の声が聞こえるという特殊体質を持つ一成は、諏訪部家の資産と人脈だけを目当てに、形ばかりの娘である、ななと婚約する。
唯一心の声が聞こえない上に、話すことができない、ななに戸惑いながらも何とかコミュニケーションをとろうとする一成だった。
まずは「ななという名前はどういう字を書くのか」と、ちょうどそこに居合わせた大家の美波剛之丞が問いかける。
帳面に名前を書いて見せるなな、ななを漢字で書くとなんと「名無」だった。
一成は自分自身に新しい名前を贈ったらどうかと提案する。
美波と一緒にいくつか名前の候補を考える一成。
それは「美子、幸子、静子、千代子、明子、はな、晴美」といくつもの候補の中から選んだ、一成なりの思いのこもった七つの名前たちだった。
一成は「君が一等好きなのはどれだ?」と問いかける。
ななはしばらく考えた後に、書かれた名前のすべてを指すのだった。
意外に欲張りだという美波を横目に、名前を選びきれないななに一成は思案の後にある提案をする。
それは美しい子、幸せな子など、七つの名前それぞれに込められた思いを全て込めて「七名」と名乗ることだった。
「こっちのほうが君にはずっと似合う」と言う一成に満面の笑みで、なな改め七名は頷くのだった。
その時、手は自然と両手を指先のみ合わせる形をとっていた。
これが七名の嬉しいという感情表現だと言う。
これは良い手段だと思った一成は、『嬉しいの合図はこれにしよう』と提案する。
すると七名は何かの感情を示そうと左胸の上に両手を重ねて軽くトントンと胸を叩いてみせる。
これは何を意味するのか問いかける一成に七名は首を横に振って答えない。
繰り返し一成は問い分けるが、頑なに七名は首を振り続けるのだった。
そして何度も『嬉しい』の合図を繰り返すのだった。
一部始終を見ていた美波はお似合いの二人ではないかと思う。
一成は少しずつ頑なだった心を開いていき、絆を深めつつある七名に戸惑いを覚える。
この結婚の目的は諏訪部家と縁を結ぶためのものであり、完全なる政略結婚だったはずであった。
それなのに、わざわざ名前を一緒に考えてやり、こうやって仲睦まじく過ごしている様子に困惑を隠せないでいた。
七名とは慣れあわず、深入りしないと決めたばかりなのにどうしてこんなことになったのか、何をやっているんだと頭を抱える。
まさに『後悔先に立たず』とはこのことではないかと身をもって実感するのであった。
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君ノ声【第4話】感想
ななの名前が感じで名無だったと判明したときは、とても衝撃を受けました。
名門・諏訪部家の長女であり、いくら虐げながら育ったとは言え、名無しでななとは、あまりにも酷い、酷すぎる。
そしてそれを当然のこととして受け入れているななが不憫で仕方ありませんでした。
そして一緒に新しい名前を考えてあげる、一成の優しさに心打たれます。
二人の結婚は完全に政略結婚であり、ビジネスの商談の場となると自分に有利な条件を何が何でも押し通す一成ですが、実はプライベートでの内面は結構お人よしなのではないでしょうか。
並んだ名前は大正時代なら良くある名前ながら、すべて願いがこもったもの。
いくつも没になった名前もあるようです。
まだまだ初対面に近い七名のために、忙しいであろう中、そこまで考えてくれる一成、本当は優しい人物に違いないと私は思います。
そこまで思いのこもった名前を受け取ったら、ひとつに決めるのは難しいですよね。
美波は七名のことを意外に欲張りと評しますが、そんなことはないと思います。
七名が迷った末にすべての名前を円を書くように指したのは、自分のことを一生懸命に考えてくれた一成の気持ちが嬉しかったんだと思います。
そんな七名の気持ちを無下にせず、むりやり一つの名前に決めさせずに全ての名前の意味を持つ『七名』という新しい名前、とっても素敵だと思います。
七名にとって、一成からの大切な贈り物になったに違いありません。
政略結婚から始まった二人の関係が、今後どのように変化していくのか目が離せません!
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