こちらの記事ではフォアミセス『OBA先生 3 -昭和の学校はこうだった-』(祐木純)10話のネタバレを含むあらすじと感想を紹介します。
お話は小学校教師である小葉(おば)が、色々な事情を抱えた生徒や親たちとぶつかっていく内容です。
赴任先の学校で、隣のクラスの担任である大場圭一(おおばけいいち)が、車で母親に送り迎えされた様子を見た小葉。
彼は、母親のことを「ママ」と呼んでおり…?
OBA先生 3 -昭和の学校はこうだった-【10話あらすじ】
今回、小葉が赴任した学校で問題だったのは、生徒の方ではなく、隣のクラスの教師の圭一でした。
気の弱そうな彼は、生徒たちからも舐められ、彼のクラスはいつも騒がしいままで。
しかしそんな時やってきた、大声で生徒たちを叱る女性。
そんな彼女は圭一の母親であるヨシ子でした。
以前はこの小学校で校長をしていたという彼女は、こうして頼りない息子を助けにきていたのです。
一方で、学校側でも既に定年退職したはずのヨシ子が出入りすることに悩んでいました。
しかし、彼女がいなければクラスは荒れ、保護者からも荒れるくらいならとヨシ子が出入りするのは望まれていて。
ですがこのままだと息子である圭一は成長しないからと、小葉はどうにかして欲しいと、声をかけられて…。
OBA先生 3 -昭和の学校はこうだった-【10話のネタバレと感想】
今回は教師でありながらも、マザコンである圭一がメインのお話です。
イケメンな圭一ですが、マザコンで気弱で、打たれ弱くて、もう見ていてハラハラしてしまうキャラでした!
でも、マザコンって難しい問題ですよね?
お互いに一度、子離れ、親離れをそれぞれしなきゃいけないと、小葉が告げると、圭一は、自分1人じゃ無理だと塞ぎ込んで、家出をしてしまうんですよね!
「ちょっと旅に出ます」なんてメールを残して、本当にどこかへ出て行ってしまう圭一。
まるで成人男性ってより、思春期の子供のようです。
ヨシ子に守られて育ったあまり、まだまだ幼い圭一。
そんな彼が、読んでいて次第に可愛く思えてくるのが怖いところです。
話は逸れますが、マザコンの男性との恋愛って結構苦労が多いって聞きますよね。
特に、こんな圭一を見て、イケメンだし、守ってあげたいなんて思って一緒になると大変そうだなぁと、つい感じてしまいました。
それでも、そんな危うい物件の圭一がお話のラストでは、小葉や生徒たちと関わる中で成長して、ちょっと頼りがいがある先生に変わっています。
これからは女子生徒や母親たちからも人気が出そうだなぁという感じです。
一方で、圭一の母親であるヨシ子のフォローも忘れず、一緒に飲みに行く小葉。
2人でちょっと喧嘩しながらも飲む姿は、微笑ましく思えました!
次回も楽しみですね!
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