こちらの記事ではフォアミセス『OBA先生 1 -昭和の学校はこうだった-』(祐木純)2話のネタバレを含むあらすじと感想を紹介します。
お話は小学校教師である小葉(おば)が、色々な事情を抱えた生徒や親たちとぶつかっていく内容です。
新たに赴任した学校では、子供達をきちんと怒る先生がいないからと声をかけられた小葉。
実際に仕事に向かってみると、同じ学年の先生たちはそれぞれ問題があって…。
OBA先生 1 -昭和の学校はこうだった-【2話あらすじ】
生徒をきちんと叱ってくれる先生がいなくて困っている、との相談を受けた小葉。
実際に、同じ学年の先生は子供達を叱ることはないのでした。
無表情で、生徒との会話も少ない横田(よこた)は、今時、親と面倒ごとを起こしたくないからと、子供を叱らず。
一方で、子供にほっしーと、あだ名で呼ばれ、距離も近い若い教師の星野(ほしの)は、まるで子供達と友人のように過ごしており、舐められているような様子もありました。
そんな中、目についたのは星野のクラスの生徒である赤石(あかいし)て、怒られるとすぐに父親に言うからと不貞腐れてしまうのです。
そうして怒鳴り込んでくる彼の父親。
なんでも少し有名なイラストレーターである父親は、マスコミにも知り合いが多いからと、問題があるたびに騒ぎ立てて…。
OBA先生 1 -昭和の学校はこうだった-【2話のネタバレと感想】
今回もモンスターペアレントのお話です!
そんなお話の中で一番気になったのは、小葉が他の教師から、「今は時代が違うんです」と言われていた台詞です。
確かに、時代は変わっていますし、なかなか怒鳴ってくる先生も減っていますよね?
ただ、今回は親に目をつけられたくないからと、子供たちを叱らず、それによってクラスがうまく統率できなくなっている状態。
こんなお話を読むたびに、本当に先生って仕事は板挟みで大変そうだなぁと感じます。
そんな中、「今は時代が違うんです」なんて言われてしまった小葉は、家に帰って旦那さんに「別に怒りたくて怒っているわけじゃないのに」と、お酒を飲みながらぐちぐちと漏らしていて、そんな小葉の姿はすごく可愛いなぁと思えました。
そうして、なによりそんな彼女を見て、優しそうに微笑みながら話を聞いてくれる旦那さんとの関係が、本当に素敵!
奥さんの愚痴をニコニコ聞いて、アドバイスまでくれるイケメンの旦那さん(おじさんですが)なんて羨ましすぎますね!!
それから、もう1人のイケメンの星野。
彼は生徒と距離が近いあまり、生徒が話を聞いてくれなかったり、ジャンケンで負けたからと掃除を1人でさせられていたり。
そんな星野を見て、お節介を焼いちゃう小葉は、すごく頼れるおばちゃんって感じがして、見ていてほっこりしました。
怒れない先生方は、最後どうなってしまうのか?
是非、読んで楽しんでくださいね!
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